2022年6月1日 生体肝移植
2024年3月1日

移植後1年9か月


夫が

「今日は

38年目の結婚記念日だよ。」

車の中でポツリと言った。


「そうなんだ。」とこたえながら


たいした感動もなく


「ずいぶんもったもんだ.」..と

心の中で

思った。


そうこうしているうちに


小山すぎの木クリックについた。



今日は健康診断。




肝移植患者はガンリスクがある。
そのため
一年に1回は健康診断が必要だ。


しかし
大学病院での健康診断では

腹部エコー
心臓エコー

心電図

レントゲン

内視鏡

骨密度検査をおこなうには

かなり時間を要する。


というわけで

イケメンししまる医師を

たよって


彼が週1回出向している

小山すぎの木クリニック

検査、診察を行うことにした。





内視鏡にあたっては


ししまるに


「静脈麻酔」で

寝てる間に

検査してー


といったが


「絶対に痛くないから!僕を信じて」


とかえされ. ..


シシマル医師はいつも間違った事は言わないし...


命の恩人だし ...


「痛かったらわたしは怒るよ!」

などなどかなり


すったもんだした結果


今日の内視鏡は

鼻から静脈麻酔なしで

実施することになったのだ。

 

麻酔なしの内視鏡では

今までいい思い出ないので


直前まで

不安な気持ちで

いっぱいだった。


看護師さんに

「カテーテルは一番細いのを使用するしししまる先生はゆっくり進めてくれるから痛くないですよ」


と励まされ.た。



    そして

  検査中も  

「上手ですよー

力抜いてねー

大丈夫よー」



背中を

ずっとさすりながら

声かけしてくれた。



そのおかげで

不安感はなくなった。


患者にとっては

このさすってくれる手は


痛みに最もきく


神の手なのだ!


手術前

足つりが頻繁におこり

芍薬甘草湯薬をつかった。


しかし

一日の使用量は決まっていた。


つり回数がおおすぎ


これ以上薬がつかえなくなったとき






看護師の神の手が

わたしの足を

さすってくれ

痛みが和いだ事を

思い出した...



ししまる医師も


「どう?

気持ち悪い?


大丈夫でしょ?


もうすぐ

最後の場所ですよー


もう終わりですよー」


とずっと声かけてくれ


痛みも

気持ち

悪さもなく


内視鏡は

無事

終わりをむかえた。


「大丈夫だったでしょ?」




「一ヶ所だけ

ゴリっとした。」


と意地悪く答えてしまったが

なんてことはなかった。


検査結果は

食道裂肛イレウス(ゴリっと感じたところ)...狭く感じたのは間違いなかった


表層胃炎

萎縮性胃炎



循環器外来も

加齢による

心臓弁膜症.. 現在はあまり心配しなくて良いらしい


骨密度も問題なし。


結果は

加齢による...とても嫌な言葉

がおおいえーん



1年9か月の診断は

病名ついても

順調のようだ!


一日がかりの診察と検査に疲れは

したが


病院長はじめ

看護師さん

事務員さん

検査技師さん

送迎のおじさん


もちろん

ししまる先生にも




いたれりつくせりの

応対をしてもらって

かなり満足。



これだけの教育体制している

病院は貴重だー

全体が愛につつまれているー


と感心しながら



健康診断の一日は終わった。


つづく