今から8年前…
わたしは夫に
5年間の自由時間の許可を得て故郷の大分県に帰った。
目的は姉の肝臓のドナーになるためだった。
後々
自分自身に
ドナーが必要な肝臓になるとは
少しも考えていなかった。
大学病院で検査をした結果
父は
レビー小体型認知症であった。
これはちと厄介で幻視や幻聴が聞こえたり見えたりする。
家族が奇行に耐えられなくなるパターンだ!
問題は車の運転!
認知症である以上
車の運転はさせられない。
他人を傷つけたら
大変だ!
父に説明し
車の運転をやめるように話すと
意外とあっさり
受け止めてくれた。
義父の時は
車の運転をとりあげるのは
大変だったのに…
義父はアルツハイマー型認知症。
夫が車の鍵をとりあげた日から
毎日のように
「車の鍵をかえせ!ドロボウ!」
夫にしばらく電話がかかってきた。
また
家の鍵で車をあけようとしたり
車を処分したあとは
家の鍵で他人の車をあけようとしたり…
車に関するエピソードはかなり
ある。
それに比べて
父はあっさりしていた。
父が運転をしなくなったのは
よかったが…
この日から
外出時の運転は
わたしの役目になっていった…
両親の病院の付き添い、買い物等
…
そして…
母はあれだけ故郷に帰った事を否定していたのに…
わたしは両親にとって
必要な存在に
なっていったのである。
姉のために故郷に帰ったはずが…
つづく
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