今から8年前…

わたしは夫に

5年間の自由時間の許可を得て故郷の大分県に帰った。
目的は姉の肝臓のドナーになるためだった。
後々
自分自身に
ドナーが必要な肝臓になるとは
少しも考えていなかった。


遠方ドナーは

レシピエントと同じ地にいかなければならない…


経済的にも負担がある。


単純に肝臓提供だけでない!

移植可能になっても…


ドナーにも生活がある。

仕事もある。

家族もいる。



ドナー提供者には休職手当という救済あるらしいが…


わたしの場合は完全に退職した。

休職手当は使えない。




故郷に帰って2月後



両親家と姉の家、中間場所に


わたしは再就職をした。


長期の故郷滞在で

お金がかかるためだ。



働きながら


休みの日は姉の受診の送迎したり


姉と買い物したり…



ゆったり過ごしていたのも

つかの間…



今度は

父が認知症になり…



両親のサポートもせざえを得なくなった。


わたしの生活は


慌ただしく

なってきたのである。


つづく