リアーナ、オランダ・ファッション紙の“人種差別的表現”に激怒!

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オランダのファッション紙<Jackie>が人種差別的表現をしたとして、リアーナがツイッターで噛み付いた。<Jackie>の中の記事でリアーナを「The ultimate ni◯◯a bitch」、つまり“究極にバッドなビッチ・ニガー”と表現し、「ストリートの物腰とゲットーなケツと黄金の喉を持つ女」と続けられた。おそらくは過激で奔放な彼女を“ワル”みたいな意味で賞賛するつもりだったのだろうが、黒人差別用語である“ニガー“に“ビッチ“と続くこの表現に、リアーナがツイッターで猛烈な勢いで批判したのである。

「アンタ達がそもそも英語読めるかどうか心配なんだけど、いい? それ以前にアンタ達の雑誌は人権ってものがさっぱり分かってないのよ! 2つの単語を最低の方法で使ったわね…。それならこっちも人種を代表してこの2語を言わせてもらうわ。“Fuck You!”」と投稿。もうこれだけでどれほど頭に来たか伝わるというものだ。

雑誌編集部はこれを受けて大問題になり、結局編集長が責任を取って辞任することとなった。さらに雑誌の公式フェイスブック・ページで、「このようなスラングを軽率に使ってしまったのは私どもの落ち度だったと思っています。非常におろかなことだったと反省しておりますが、誰も傷つけるつもりは無かったのだと言うことだけは、どうかご理解していただきたく思っています」と釈明文を掲載。出版社は<Jackie>の来月号にリアーナを招き、この事件に対するコメントを掲載するとのことらしい。

ただの言葉、されど言葉。スラングに対する認識の差というのは文化が違えば仕方の無いものだが、国際的に活動する上で活字を使用するのであれば、やはり最低限の“スラング・リテラシー”は分かっておくべきなのかもしれない。そのつもりは無くとも失礼だったり、相手が酷い思いをするということはあるのだ。スラング知識に乏しい日本メディアも気をつけたいものである…。