腹膜炎 | 気まぐれ診療日記

腹膜炎

今日は寒い1日でしたね。

 

さて、突然元気が無くなって、虚脱状態のワンちゃん。

諸々の検査により、急性の腹膜炎をおこしているようです。

腹水も貯留しており、危険な状態でしたが、点滴などを行い

安定したところで、開腹手術を行いました。

 

未避妊ということもあり、子宮内膜炎や卵巣炎からの

腹膜炎を疑ってもいたので、まず、卵巣子宮の全摘出を行い、

腹腔内の他の臓器を探査しましたが、肉眼状の異常は見受けられず、腹腔内を洗浄して閉腹しました。

子宮の一部に瘢痕した跡があり、今回の症状を引き起こしたと思われます。

 

術後も順調に回復してくれて、点滴が必要なくなった後は、

ゲージから出してあげると嬉しそうに歩いていました。

写真はその時の一コマです。

 

今日無事に退院していかれました。

元気になってよかったね!