私は本屋さんに行くのが
好きなのですが、
つい先日、ふと目にとまった
児童書がありました。
なんとなくタイトルに惹かれて
その場で立ち読みしたのですが、
読み終わるころには涙ぐんでいました。。
去年私はうつ病になって
心がこわれてしまった時期があるのですが、
そのときの私の気持ちにも
寄り添って癒してくれる、
愛にあふれた絵本でした。
当時辛かった自分に
かけてあげたい言葉ばかりで、
過去の私と同じように
今、辛くて苦しい人に
届けたい言葉たちだと思ったので、
少し抜粋して書かせていただこうと
思います。
『きみのそばにいるよ』
さく・え いぬいさえこ
きもちがモヤモヤして
見えなくなることもある。
でもね、それでいいんだよ。
そんな時でも、あなたのやさしさは
心のなかにそっとある。
安心してね。
ゆっくり、また見えてくるよ。
きみには
すごいところがいっぱいあるから、すき。
きみには
にがてなこともいっぱいあるから、すき。
きみのでこぼこしているところが、すき。
きみはでこぼこしているから、いとしいの。
心がチクチクするときはね、
『そこまでがんばらなくていいよ』
っていうサインなの。
ひとりでかかえて、
がんばっていたんだね。
たくさん、たくさん、
がんばっていたんだね。
がんばっているとね、つい
『これがうまくいけば、
おだやかなきもちになれるかな』
っておもっちゃう。
でもね、きっと逆なの。
おだやかな心でいると
いろんなことがうまくいくんだよ。
はい、どうぞ。
ゆっくり、お茶の時間にしよう。
ムダじゃないよ。
そこをとおったから、
ここにこれたんだ。
大切なだれかや、大切なこと。
まもりたいから、心配するんだよ。
深く想うから、心配するんだよ。
心配なことが、あってもいいのよ。
あなたには、こんなにも
大切なものがあるのね。
明日のことが、心配なの？
それはきっと、
心から『明日をいい日にしたい』って
思っているってことじゃないかな。
やさしいきみが、そうねがって
いつもがんばっていること、ぼくは知ってる。
だいじょうぶ、ぼくがついてるよ。
これは、あなたのものがたりだもの。
だいじょうぶ。
あなたが、考えて考えて、
そしてえらんだものは
すべて、正解だよ。
『やってあたりまえののこと』は
なにひとつないんだよ。
あなたが毎日してくれていること・・・
おしごとも、おうちのことも、
えがおも、あいさつも、声のあたたかさも
小さなことひとつひとつに
『あなたらしいやさしさ』が、つまってるもの。
今日もやさしいきもちをありがとう。
気にしすぎ、なんてことないからね。
まぶしさも、肌ざわりも、
かおりも、音も、色も、
きみが感じとったものは、
ぜんぶほんもの。
うつくしい、ほんものなんだよ。
どうか、わすれないでね、
感じかたが、
ほかの人とちがっていても、よいことを。
あなたの感じたものは、
すべて、あなたのたからもの。
うつくしくて、かけがえのない、
たからもの。
できることでも
だれかのためにと思っても
まだがんばれると感じても
ぜんぶやらなくてもいいんだよ。
ここちよい余白が
あなたと、あなたの大切な人を
守ってくれるからね。
・・・・いままでずっと
がんばってきたんだね。
じょうずにできなくても、
だいじょうぶ。
ぼくはね、
うまくいっても、きみがすき。
うまくいかなくても、きみがすき。
だいじょうぶ。
だいじょうぶだよ。
きみがいてくれたから
今日は、いい日だったよ。
だいすき。
いてくれて、ありがとう。
もし今、
あなたやあなたの大切な人が、
苦しんだり辛い日々が続いているとしたら、
ぜひこの本を読んで欲しいなって
思います。
子供向けの児童書ですが、
大人の心にも響くとても素敵な絵本です。
もし興味があったら読んでみてくださいね。
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最後までご覧くださり
ありがとうございました🤗