私は第二子を不妊治療で授かり、凍結胚がまだ残っています。
凍結胚は保管にお金がかかるので、毎年継続確認のお手紙がきます。
毎年、「もう今年で更新はやめよう」と思いつつ結局「廃棄」に○をできずに更新を続けている…
と言う話は前にもブログに書いたと思うのですが。
実は今年の更新を考えたときに、今までとは違う感情がありました。
「もしも妊娠できたら父の生きる希望になって、もっと長生きしてくれるかも」
という期待と
「もしも妊娠できても、その子が生まれるまでに父がもしいなくなってしまったら…」
という絶望感です。
子供は父のために生むものではないというのはもちろん大前提なのですが、、
私自身、今まではどこか他人事だった「死」というワードを意識せずにはいられなかったこの一年で、今までよりもさらに「生」というものに惹かれるようになりました。
そんなキラキラ輝く新しい命を、もし迎えることができたら、父にとっても何よりの生きる糧になるだろうと思いました
それと同時に、妊娠から出産までの数年間、父が生きていてくれるか。
万が一天国に行ってしまったとしたら、、
「父のことを知らない」家族が増えるかもしれないことに違和感というか…うまく表現できないのですが恐怖のような感情がありました
そんな話を旦那さんにして、、
「更新はするけど、気持ちの整理がつくまでは不妊治療はしない」ということに決めました
もちろんそれ以外にも経済的な事情や仕事のこと、あとは私のキャパ(これが一番?笑)など色々な壁はあったのですが…
「今年の更新は去年までとは違う感情があったよなぁ」と、病院からの更新完了のハガキを見ながら思い出したので気持ちを残しておきたいと思いました
来年の更新のときには、そんなことちっとも心配しないくらいに父が元気になってくれることを信じています