手術後の病理検査の結果は、リンパに一つ転移あり。ステージは2bとなりました。
切り取った断面には癌細胞はおらず、腫瘍マーカーも基準値まで下がったとのことで、結果としては良好。
このまま再発を予防するためにTS-1を服用することになりました。
術前にも服用した薬ですが、その際の発疹や発熱はジェムザールとのの見合わせの問題で起きていたようでTS-1単体では目立った副作用もなく、いつもと変わりない生活を送れました。
しかし、飲みはじめてわずか1ヶ月で肝臓への転移が2つ発覚。腫瘍マーカーCA-19も一気に600まで上がってしまい、TS-1はすぐに中止となりました。
名医に手術をしていただくために遠方まで頑張って通院していたこともあり、抗がん剤治療のみであれば近くの病院に転院した方がいいだろうとの判断で、別のがんセンターに転院になりました。
すぐに転移してしまったとはいえ、完治の希望をいただいて、主治医には今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
腰が低く希望を持たせる説明をしてくれる、とても素敵なお医者様でした。
それにしても膵臓癌、しぶとい上に進行が早すぎる
父の体で暮らしてもいいから、せめておとなしく健康な細胞と共存してくれないかなぁというのが、今の家族の願いです。