『SHOCK』開幕
昨日、堂本光一クン主演の『SHOCK』が初日を迎えました。
本番前の公開通し稽古の取材に行きましたが、
今回も、光一クンは、素晴らしい
本当に職人芸を感じさせます。
しかし、稽古後の囲み会見では、
「ダメ出しするところ。直すべき部分がたくさん見えた」と、厳しい表情。演出家でもある光一クン。
「どれだけやってもジャニーさんが『あそこが違うんだよ』と納得してくれない」とか。
そういえば、以前光一クンは、ジャニーさんについて、「僕にとって最後の壁」って、話していましたよね。
そのジャニーさんから「YOU、そこまでしなくていいよ」と、言われた時には「勝った!」と、思ったって
でも、観客にとっては、すでに、「そこまでしなくていいよ」と、言いたいくらいのハードな舞台です。
光一クンは、
「今回の公演は76回あるんですが、さっきの公開稽古も本番とほぼ同じテンションでやったのに、
76回からまだマイナスになっていないんだよなって、みんなで話してたんです」と、ポロリ。
それだけ、1回の公演がハードで体力を消耗させるものなのかを窺わせています。
フライングだけでなく、2002年から始まった22段の階段落ちでは、
昨日の初日をもって、計638公演で、
転がり落ちた総距離は、なんと5104メートル!!
「どうでもいい記録なんですけど・・・」と、光一クンは笑っていましたが、
5キロ!!ってね。
まあ~、東宝さんもよく計算したといいますか
でも、光一クンも
「半年ぶりにやって死ぬかと思いました」と、本音もチラリ。
やっぱり、凄いことですよ。このロングランは
『SHOCK』は、演者だけでなく、信頼するスタッフによって支えられていますが、
昨日、ステージに上がってみて、改めて、緻密なステージ構成に驚きました。
それは、ステージの“バミリ”!!(セットの位置や転換をテープなどで印を付けつけること)
その数は、無数・・・
実は、この”バミリ”。これまで使用した“バミリ”を全てそのまま残してあるんだそうです。
ですから、他の公演の時には、このステージの上に板を敷いてするんだとか。
それだけ、複雑だということなんですよね。一度剥がしてしまったら、修復困難ということ。
そう思うと、そのバミリのテープにも歴史を感じました。
とにかく、これから2ヵ月間。
無事に完走を
ケガのないようにと、声をかけると、
「だぇゃいじょうぶです」と、笑顔の光一クンは、とっても可愛かったです