どこにでもあるすれ違いやもろさが
ありありと描かれていたように感じた。
話したら大丈夫とか、あるわけないと思う。
大人だから、何かあっても大丈夫に振る舞う術は身につけている。だけど
内心は飲み込むために葛藤したり嫉妬したり
色んな感情が湧き起こって苦しんだりする。
全部話すのが本当に相手を思ってのことなのか。
ただ自分が楽になりたいからだけなんじゃないの?と最近思うことが増えた。
大切にするって、思いやるって
むずかしい。
愛を終わらせたくないから
愛することをはじめなければいいとか
わたしはうーんと思ってしまったけど。(もしかしたら本当に愛した人がいないんだろか…☺︎)
自分の考えや思ったことがすべてじゃないから
色んな人がいるんやと思うけど。
さて。
愛を終わらせない方法、それはなんでしょう。
それは
日々、どれだけ忙しくても
相手に対して知っていることがどれだけ増えても
当たり前に慣れっこになってしまって
相手への興味関心が減ってきたとしても
わかったふりをせずに
疎かにせず
さぼったり
めんどくさがったりせずに
どれだけ大切に相手に向き合い続けるか。
関心を持ち続けられるか。
言葉掛けや気づかい、思いやる行動を続けていけるか。
その1日1日の積み重ねなんだろうなって
改めて気づかせてくれる映画だった。
言葉にするのは簡単だけど
すんごく難しいことだけど
諦めたらそこで距離ができてしまう。
(そりゃ、疲れてたりするとついつい当たり障りなく接してやり過ごすことも、あるけども☺︎)
(結婚してりゃ、色んな時期があるとも思っているのだけども☺︎)
(苦しい時期とかさ、あとから笑える話になってたらいいなと思うことなんて多々あるけど☺︎笑)
もしも
気が付かないうちに距離ができてしまっていたのなら
その都度
どれだけ面倒でも
時間がかかっても
あきらめずに
努力して
信用を取り戻す行動を続けるのみなのだとも思う。
関係性ができたからこその壁が多分これからもある。
だけどきっと
本当にその繰り返しなんだろうなって思う。
映画の中で印象に残っていたのは
「結婚して50年経つけど、相手のまだ知らないことなんてたくさんあるのよ。」
というセリフ。
私は結婚12年目。
少し知ったかぶりしていたかもしれない。
決めつけていた部分、あったなって。
最近、わたしたち夫婦の両方を知る
第三者が増えて
客観的に夫を見た感想を聞く機会があるのだけど、私の知らない夫の印象を聞いたりして
驚くんです。
わたしは何を見てたんだろうって。
多方面からものを見るのが苦手とはいえ
いくら自分のことでいっぱいだったからとしても。
あと、素の部分をね、だめだめでかっこ悪いところも、弱音吐くことも、色んな自分を見せるのも
大事だよねって。
(心配させないようにって取り繕われると、踏み込まないでって線引かれてるようで寂しかったりするもんだよね。)
色々と教えてくれました。
藤井風さんの♫満ちてゆく も良かったなぁ。
原作も読んでみたいと思います☺︎
図書館にあるといいなぁ。
わたし森七菜ちゃんの演技に引き込まれるんです。(「この恋あたためますか」も大好き。)
この作品の七菜ちゃんもすごく良かった。
終わりかけの映画を、ちょっと遠くきたなと感じる距離のとこまで観に行ったのですが
見れて良かった。
ここんとこ介護デーが続いたり
おつかれ気味だったのだけど
好きな場所で1人ピクニックしたり
良い作品に出会えたり
充実した半日を過ごせました