鑑賞日　2024年2月9日(金)

製作年　2020年

製作国　カナダ

言語　英語　日本語字幕

尺　105分　

公開日　2024年2月9日(金)

原題　COME TRUE

レイティング　R15+

配給　Cinemago

スタッフ

監督　アンソニー・スコット・バーンズ

脚本　アンソニー・スコット・バーンズ、ダニエル・ワイセンバーガー

主なキャスト

ジュリア・サラ・ストーン

ランドン・リボアイアン

カーリー・リスキィ

クリストファー・ヘザリントン

テドラ・ロジャース

スカイラー・ラジオン

概要

眠れないほどの恐怖、夢の中から少女を見つめる“あの影” (中略）

「本作の捉えどころのない恐怖感は、数日、数週間、または永遠に残り続けるだろう」ー米Vulture 不眠症に悩まされる高校生のサラは、睡眠を研究する大学施設による臨床試験に参加する。研究の目的は睡眠中の人々の夢の中に共通して現れる、暗い迷路とその奥に佇む人影について調べるためであった...。観客の潜在意識に挑戦する冷徹で心理実験SFスリラー。
劇中曲を担当したのは、ライアン・ゴズリング主演『ドライヴ』(2011)の劇中曲『A Real Hero』、昨年11月に坂本龍一の代表曲『戦場のメリークリスマス』のカバーを発表したカナダのシンセポップデュオ、エレクトリック・ユース。

（引用元：公式サイト）

感想

全編に漂う、怪しくフワフワとした、

明晰夢の中にいるような、

つかみどころのない雰囲気がよかったです。

本作はカナダの作品ですが、

だいぶ前に観たカナダ映画にも

こういう怪しい雰囲気を感じたことを

思い出しました。

だんだん、現実でと夢の線引きが

曖昧になっていき、

ホラーな要素も加わります。

もしかして…… という予測が当たり、

やっぱりね、ではありましたが、

何とも言えない、

不安・恐怖を感じさせる演出は秀逸。

私は明晰夢をよく見るので、

それを想起させる雰囲気にも

魅了されました。

家に帰りたくなくて、

公園で寝袋持参で野宿したり、

親友の家に泊めてもらったりしている

高校生・サラが居場所を求めて

不眠症の臨床試験に参加する訳ですが、

なぜ、サラがそうなってしまったのか、

についてとか、その他にも謎は多々。

そもそも全ては……と

ある考えに至りますが、切なすぎました。

全編に渡り不穏な空気感が漂いますが、

ラストには絶望と微妙な可能性の希望。

モヤモヤした気分にさせられたら、

本作の狙いとしては成功かも。

夢を映像で再現して見られるという

研究についても興味深々でした。

『COME TRUE/カム・トゥルー 戦慄の催眠実験』未体験ゾーンの映画たち2024

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