私は、2016年11月に乳がんステージ4と診断されてから、翌月12月末で仕事を辞めました。
ボーナス時期でもあったので、いつもより少し多くの収入を得て退職。
それからの生活はゴジラが支えてくれていました。
治療費は自分で支払っていました。
が、ゴジラの仕事の関係で、収入は多くなく、むしろ厳しかった。
勤めていた時の社会保険加入で利用できる傷病手当金と、最低限加入していた生命保険金で、足りない分は賄っています。
傷病手当金は、確か社会保険加入6ヶ月を経過している方なら受け取れます。
細かい条件があるので注意が必要ですが、万が一病気にかかってしまって、生活面に心配を抱えている方がいるなら受け取るべきものだと思います。
私は12月末で退職していて、1月から国保に切り替わっていますが、継続して傷病手当金を受給しています。
2017年5月終わり~6月、入院と手術。
この期間中にゴジラガ居なくなってしまい、そこそこ立地のいい場所に賃貸しているので、家賃の支払いがとても苦しくなりました。
国保の支払い、住民税の支払い、年金の支払い。
何かと苦しい。
・・・・・放置するわけにはいかないので、区役所に相談させていただきました。
免除まではいきませんが、現状の生活を正直に話させていただき、申請し、軽減していただくことができました。
治療費は、最初の方4ヶ月は月々9万弱掛かりました。
限度額を利用しているので、オーバーした分に関しては、後日区役所から書類が届き、記入・捺印して返送すると、返金があります。
治療開始~5ヶ月超えてから、月々4万4千円。
これも同様にオーバーすると区役所から書類が届きます。
独り身。
私は、「ひとり」になってしまいました。
治療しながら孤独と向き合う瞬間は、相当寂しいものがあります。
ゴジラと、ひかりTVの北の国からを全部見て、一緒に泣いていたことを思い出す。
私が仕事から帰り、ゴジラが部屋に居る。
録画したのであろう、北の国からを再生直前にして、リモコン持ってニコニコしている。
「ひまわりと一緒にみたいんや~。」
今まで一度も見たこと無かった北の国から。
見始めると、感動しかない。
一緒に見て、一緒に泣いた。
これを一緒に見たいと言って待っていてくれたゴジラの姿を思い出す。
私が乳がんステージ4だという重圧で、押しつぶされそうになった時に、私はゴジラに対して、
「私、ダメかもしれないんだよ!」って泣きながら言い放ってしまった事がある。
コジラは、「ダメなわけない!ひまわりは大丈夫や!なんのために頑張ってるんや!これから先、ひまわりのためにもって思って、わしも頑張っとるんや!」
・・・・・と珍しく怒られたりした。
愛情を感じる事ができた瞬間だった。
同時に、私は何をバカな事を言い放ってしまったのだろうと反省した。
私は人に甘えることができない。
唯一、ゴジラには甘えることができていたような気がする。
だから、きっと思いをぶつけてしまう時があったのだと思う。
やむを得ない事情でゴジラは消えた。
理由は分かっています。
追うつもりも、責めるつもりもありません。
ただ一つ。
ありがとう。と言いたかった。
今までありがとう。
そんな今後の私の生活。
実家に戻ろう。
時々来てくれる両親。
見送る時、ホームで手を振る。
見えなくなるまで手を振る。
永遠の別れじゃないのに涙が出る。
独りの生活は、とても楽です。
が、押し寄せる孤独感はなんとも言い表せないものがあります。
皆が皆、本当に、本当に、本当に、いつも、いつでも笑顔で元気で過ごせますように。
心から思う。
皆ありがとう。と思う。
空を見上げると、涙がこぼれてしまう日が沢山ある。
けど、私は今幸せを思う存分感じ取れている。
生活。
していかなくちゃ。
よし。
頑張る。
元気になって、また笑顔で働きたい。
年内目安で、実家に戻ろう。
皆様が毎日笑顔で幸せで過ごせますように。