前回の続きで『「艦これ」公式新春Live! 2024 夜戦』について。
イベントの内容が昼戦とは少し異なり、Toshlさんが夜戦で歌われたのは「DIVA DIVA」「鉄底夜歌」「時雨」でした。
夜戦が始まっても、前回書いた昼戦の「時雨」を歌われた後のToshlさんの表情が気になっていました。
夜戦では声優さんたちの催しのイベント内容が増えたり、昼戦でToshlさんが登場されたところでToshlさんが登場されません。
だんだん、もしかしてToshlさんは本当に具合が悪くなってしまったのかな？
休養していて出番を遅らせているのかな？
曲数を少なくするために昼戦ではなかった声優さんたちの催しを急遽一つ増やしたのかな？
等々色々想像してしまい不安な思いが募ってきました。
Toshlさんが登場し歌われた1曲目の「DIVA DIVA」は昼戦以上にロックで凄かった。
それまでの「Toshlさんどうしたのかな？」という思いが一気に吹き飛びました。
昼戦以上に「応～応応～応～応応～応～応～応～」のコールと赤い探照灯がもっと見ていたいと思うほど幻想的で美しかったです。
2曲目は「鉄底夜歌」。
「DIVA DIVA」以上にロックですさまじく凄かったです。
ステージに跪いて歌うToshlさんを生で初めて見ました。
語彙力が乏しくて口惜しいのですが、とにかくすさまじくロックで凄かったです。
途中「腹から声出せ」ジェスチャーをされたのですが、今まで見たことがないほど荒々しく男らしくカッコイイ。
いつものコンサートだとToshLOVE9割？いやほぼ10割？ですが、今回は提督さん9割位？なので男性相手の「腹から声出せ」ジェスチャーはいつもと違います。
私はこれを見て目からハートが沢山飛びました。
本当に目からハートって飛ぶんですね。
3曲目は「時雨」。
「DIVA DIVA」「鉄底夜歌」がとにかくロックで凄くて、流石にToshlさんでも喉がどうにかなってしまうのではないかと思うほど凄かったのですが、「時雨」は前のロックな2曲を歌われた時とは別次元の歌声でした。
夜戦でも昼戦で感じたように今までと何か違うと感じました。
そして歌い終わった後、Toshlさんの表情が昼戦以上に今まで見たことがない表情でした。
一言でいえば「呆然」と。
まるで目の前で火事が起こっているのをただ茫然と見ている様な。そんな表情でした。
後でふと思ったのですがToshlさんは歌われている時、表現者として感じる感覚や表現者だけに見える風景があるのだろうと想像するのですが、今まで見たことがない、感じたことがない全く違う風景が目の前に見えたのではないか。
またもしかしたら歌詞からHEATHさんを重ね、歌いながらHEATHさんを感じることがあったのではないか。
そんな風に想像しました。
先日のとしちゃんで「時雨」の時、「感じたことのない様な領域」と表現されていたのであの時の表情はそういうことだったのかと知りました。
夜戦でも京本政樹さん扮する深海磨鎖鬼様との芝居のやり取りがありました。
役者さんの場合、最後のカーテンコールは大きく２パターンに分かれます。
「役としてお辞儀をする役者さん」と、「素に戻りお辞儀をする役者さん」の２パターンですが、意外と後者が多いです。
昼戦で見ていたら京本政樹さんは前者のカーテンコールも「役としてお辞儀をする役者さん」で舞台上では徹底して役で生きる役者さんとお見受けしました。
Toshlさんが芝居のやり取りの中でアドリブで返したため京本政樹さんの口元が「フッ」と一瞬素に戻られたのを見てしまいました。
でも一瞬で深海磨鎖鬼に戻り立て直したのはさすがでした。
昼戦も夜戦もお二人のやり取りがとても面白かったです。
「艦これ」は毎回「昼戦と夜戦両方チケット取れて良かった」と思います。
両方行くのが絶対お勧めです。