外遊びが心地いい季節になりました
↓一話目はこちら。
高校3年生の夏、県大会の一試合目で私たちは負けて、引退することになりました。
やっと解放される。その清々しさから、負けても涙なんか出ませんでした。ただただ、せいせいした。
試合が終わり、わたしの母がみんなの元にやってきました。
「みんな今までお疲れ様でした」
全員分のタオルハンカチ。
みんな、嬉しそうに受け取ってくれました。
本心はどうかわからないけど、母の前だけでも喜んでくれて、とにかくほっとしたことを覚えています。
試合のことも、その前後のこともほとんど覚えていないけど、ただ、あの時母がみんなにこっそりプレゼントを用意していたこと、それを渡したこと、みんなが受け取ったこと。あの瞬間のドキッとした気持ちと、ホッとした気持ちが、小学校から7年間続けてきた部活を締め括った日の唯一の記憶です。
母は、わたしとみんなとの関係性に気付いていたのか、どのように思っていたのか、確認したことはありません。
わたしも知られたくなくて、ほとんど話さなかったから。
でも、なんとなく最近遊びに行ったりご飯に行ったりしないなくらいは思ってたかな。
そうじゃなければ、あのプレゼントは嫌味じゃない?うちの娘と仲良くしてくれたんでしょう。ありがとうね。はい、プレゼント。仲良くしてくれたのよね?・・・的な笑
母の性格上、心から今までありがとうの気持ちで用意したんだと思うけど。
こうして、部活の試合とちょっとしたスリルを終え、孤独で息が詰まりそうだった日々が終わりました。
終わったのに・・・・。
そういえば、この時のトラウマで・・・。大学の時に入っていたサッカーサークルで、卒業やバイトで人数が減ってわたし1人でマネージャーしてた時があって。1人だと寂しいでしょってプレイヤーが3人グループの女の子をサークルに入れようとしてくれたのに、わたしが嫌がって、その話がなくなったことがありました。
普通に考えたら、1人でぼーっとグラウンド見るより友だちがいた方が寂しくないし、プレイヤーにとってもマネージャーが多い方がいいんだけど、もうグループができてる人たちが入ってきたらまたみんなでいるのに1人ぼっちな感じになりそうで。
「喜ぶと思ったのに」
ってブーブー言われたけど、なんとなく察してその話無しにしてくれたな。
そのあと自分で元々の友だちを誘って。
いろんな教訓とトラウマから、女子のグループは苦手・危険だと思っています。
ママ友も、何人かで仲良くするよりは一対一とか、一世帯対一世帯という付き合い方の方が安心して付き合える。全部が全部ではないけれど。
ゆづぽん、一対一で仲良くできる友だちを探そう。奇数グループは要注意やで。