Halloween×年下男子
KAZUMA×悪魔
さっきの部屋を出て歩いてると、
数人の男女が赤く光った部屋から出てきた。
扉には《prison》と。
その扉を開けると、首に鎖が繋がれた男性がいた。
身体中に痛々しいほどの傷があり、
今にも崩れ落ちそうになっていた。
『だれ、っだ、、』
「あ、あのっ、、」
『〇〇、、?』
なぜ、名前を知ってるの、、?
『たすけ、、て』
息絶える声で私を呼ぶ。
何も考えず、近くの銅像を持ち壊そうとするけどびくともしない。
「いま、、助けるからっ」
手が血だらけになっても、なぜだか彼を助けたかった。
赤い目をした彼のこと、何も知らないはずなのに、、。
『、、、〇〇っ』
手を取られ、彼の腕の中に引き寄せられる。
『ずっと会いたかった』
「なんで、、」
『ん?』
「なんで、、私の名前知ってるの?さっきも、、」
『さっき?』
「そう、、HOKUTOって人も私を知ってた」
『ここにいる奴はみんな、、〇〇のこと待ってたから』
「えっ、、」
『それに、俺らは人間じゃない』
「え、、何言ってっ、、!」
『あいつは、バンパイアだし、、俺は悪魔だ、、。
他にだってたくさん潜んでる』
「、、そうなんだ」
『俺らは、みな囚われの身。でも愛する人となら自由だ。』
「自由、、?」
『だから、、俺を選んで、、。俺をここから連れ出して』
優しく抱きしめられる。
髪を肩から流されると、紅い痕が見える。
『この痕、、』
「え?」
『あいつになんか渡さない、、』
さっき噛まれたところに彼の唇が這わされる。
「んっ//」
『〇〇は、、俺のだ、、っ』
「あのっ、、んっ、、」
『KAZUMA、、そう呼べ』
「かず、、まっ、っ、、ん//」
首筋が一気に熱くなる。
『〇〇、、っ』
頭を引き寄せられ、唇を奪われる。
少し強引に口を開けられ、舌が絡み合う。
「っ、、んっ」
『愛してる、、』
黒の羽根に包まれ、視界が暗くなる。
気づけば、大広間の扉の前にいた。
そして、首には赤色の宝石をあしらったネックレスが付いていた。
to be continue...