久しぶりの投稿です。
休んでいてすみません。
なので、今回は真面目な話題で...。
自分の子どもや子育てを他者とくらべるのは「よろしくない」とか「意味がない」というトーンを感じていませんか?
そうなんですか???ーーいや・・・・
(説明には多くの文字が必要なので省略)
だってみなさん、毎日毎日くらべて生きてませんか?
おおもとにあるのは人間の本能みたいなものです。「オレはアイツより上」「少なくともあの子より勝ってる」
人間はそうやって自分の存在を支えている。
「私は何をやっても他人よりダメ。もうこの世にいる意味はない」という気持ちが何日も続くようなら、医療のちからを借りてください。
年中組の子どもの会話
A「おれ、(誕生日が来たから)5歳だぜー!!」
B「(誕生月早い)おれなんか、ずーっと5歳だぜー!!」
A「おれのにーちゃんなんか、7歳だぜー!!!!」
※子どもどうしの他愛のない会話です。やっぱり、くらべたうえで勝ちたい。
話を戻します。
人間なんてそんなもんさ、という前提で。
なぜ「くらべる」ことに「いけないイメージ」があるのでしょう。
「ほかの子はできるのに、うちの子はまだできない」「もう5歳なのに○○ができない」「お兄ちゃんなのに妹にやさしくできない」などなど、「できないわが子」を心配したり、イライラしたりしてませんか?
これ、「周り」とか「基準(のようなもの)」との比較です。「水平比較」といいます。(あ、言ってるの私です)
この「水平比較」というヤツは、ほとんどすべてストレスのもとです。(ごくたまに、エネルギーのもとにもなりますが)
このストレスが子どもはもとより、他者や自分に向かっていくことがよろしくないのです。
「水平比較」はよろしくない比較だからやめましょう、とは言いません。
だって無理な話だから。
だから、それはそれで置いておいて、「垂直比較」(これも私の造語?)も入れましょう。
つまり、前と比べてどうかです。
1年前はできなかったことができるようになっている。よくあることです。
素直に喜びましょう。素直に「できるようになったね」と認めてあげましょう。
「やっとね」とか「ずいぶんかかったけどね」はジャマ。認めてあげた気持ちの価値が下がります。
で、また別の話。
「多様性の時代」と言われています。「多様性」って何でしょう。
そうです、「違い」。「違いに気づき、お互いに認め合うこと」こそ、これからの時代のカギです。
「違い」に気づくにはどうしたらいいでしょう。
そうなんです。「よく見て、聞いて、感じて、くらべる」ことなんです。
「『くらべる』ことがよくない」というのは、ひとつのものさしでくらべていたからですね。
もうすぐそんな時代は終わります。
親が持っていないようなものさしを、子どもたちは持っているかもしれませんよー。