今回、法隆寺を参拝した際に
『法隆寺って広い‼︎』と思ったけど
ここら辺のお寺はどこも広いよね
これまでのお寺の概念が
墓地の横のお寺でして
建物1つで『お寺』なのよね。
ここのお寺は
いくつかの建物がある敷地がお寺だから
そりゃ〜規模が全然違うゎ
興福寺の中にある
この東金堂(左)と五重塔(右)も
幾度もの再建を繰り返してきたらしいのですが
それでも古くからあるもので国宝
それでも古くからあるもので国宝
この東金堂の中にも
新薬師寺にあった十二神将がありました
でも
ここの十二神将はまた違って
頭の上に
それぞれ干支の動物が乗っておったゎ。
まぁ、わかりやすいですが
なんだか
機動戦士のようにも見えてきたり
お釈迦様も観音様もこの十二神将も
こういった像は
やっぱり想像(創造)のものだから
作り手によって雰囲気が違ってきますな。
そして
昨年再建が終わったばかりの【中金堂】も
入ってみました。
最初の写真の東金堂の雰囲気と全然違う
古き時代の建築物って『こげ茶』なのよ。
奥ゆかしさというか
その落ち着いた雰囲気が
日本の控えめな美徳を感じさせるというか。
だから
こんな派手派手なのは
正直、オイラには受け入れがたく
次々と疑問が沸いてきたので
また色々聞きまくっちゃいました
今は茶色になっている東金堂も
最初はこんな派手だったんですか?
はい、そうです。
長い年月をかけて
色が変わっていったのです。
新しいこの中金堂は
本来の色の朱色感を保つために
定期的に色を塗り直していくのですか?
塗り直すことはありません。
この色を作る際に
錆びが出るよな素材?も混ぜているので
次第にこげ茶へと色は変わっていきます。
なるほど〜。
茶色が日本のお寺だと思いこんでたけど
茶色は
大切に守られてきたお寺の姿だったんですな。
そして
新しくできた中金堂の中にも
国宝の四天王、重要文化財の菩薩など
何点か諸尊が置かれているのですが
その中央にいらっしゃる
『釈迦如来坐像』だけが金ピカで
どーー見ても偽物っぽいんですよ
他の像は
よく見る像のように色もはけて
長い年月を超えてきた重みを感じるのですが
興福寺の本尊である『釈迦如来坐像』だけが
金ピカで浮きまくって違和感ありあり
ホントにこんなん。
で、失礼ながらここでも質問
釈迦如来は
中金堂を再建すると同時に作ったものですか?
いえ、
以前からある釈迦如来を塗り直したものです。
塗り直した?
他の像は
国宝や重要文化財で手を加えられないけど
釈迦如来は
まだ歴史が浅く江戸時代に作られたもので
文化財ではないので塗り直しました。
江戸時代
こんなに金ピカじゃ〜古さなんて感じないし
安っぽく感じてしまったのですが…
ごめんなさい
オイラ、どこのお寺行っても
疑問が沸けば聞いてしまいます。
無知さがバレて恥ずかしくもありますが
でも、せっかく来たのだから
できるだけちゃんと受け入れて帰りたい。
思い返すと
単に拝覧しだだけの場所と
質問した場所とでは記憶の濃さが違うのです。
ちょっと恥ずかしいかもしれませんが
丁寧に教えてくれますよ
ひまわり