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ひまつけんと申します
とにかく家族が大好き
妻、娘(2016年8月生)、息子(2019年2月生)との4人暮らしを楽しんでいます
育児などを通じた学びを毎日発信中
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「妻氏婚」とは、
結婚時に男性が女性の名字に変えること。
そんな少数派の経験をしたわたし。
・最初から妻氏婚をしたいと考えていたわけではない
・むしろ妻に出会う前は自分が名字を変えることなんて全く考えていなかった
・しかし妻と結婚する条件として名字を変えることを求められた
というわたしと同じような状況に直面したあなたの参考になればと、
夫の目線で妻氏婚についてまとめてみることにしました。
結婚したい相手が次の条件に当てはまる男性は覚悟しておいた方が良いかも!?
・相手が一人っ子(あるいは男性の兄弟がいない)
・相手が田舎出身
・相手が親へ依存しがちな性格
デメリットの方が強く感じたので先に書きます。
デメリット
①名義変更手続きの嵐
②仕事上の名字選択
③無縁仏を嫌う親族との戦い
④間違えられやすい
①名義変更手続きの嵐
まずはとにかく手続きが多くて大変でした。
・住民票
・運転免許証
・パスポート
・携帯電話
・電気、水道、ガス
・銀行口座各種
・クレジットカード各種
・ポイントカード各種 などなど
お陰様で強制的に自己管理能力を磨かざるを得ない状況になれましたw
多くの女性がこの手続きを経ているのかと思うととても頭が下がります。
(女性に名字を変えてもらった男性のみなさまは感謝した方がよいかと!)
個人的には勤務先からクレームを受けたことがもっとも腑に落ちない出来事でした。
「給与振込口座の名義が本名と違って給与の振込ができない!」と言われたのですが、
勤務先が金融機関なので勤務先に給与振込口座もあるんですよ。
社員としては名字変更手続き済なのに給与振込口座の名義は変わらない(顧客としての手続きがいる)とは非効率すぎます。
②仕事上の名字選択
仕事で使う名字が選べるのですが、
旧姓にも新姓にもストレスがあるのがデメリットですね。
同僚(女性)の多くは旧姓を使用しがちな傾向でしたが、
わたしは旧姓のメリットをあまり感じなかったので新姓を選びました。
ただこれは人によると思うので比較結果を並記しておきます。
旧姓:名字変更を周知する必要がないので最初は楽。
旧姓での連絡がスムーズなので過去の人脈が活かしやすい。
本名が必要な仕事(例えばパスポートを使った出張)ではわずらわしいデメリットあり。
新姓:名字変更を周知するのが手間なのと、
過去の人脈が切れやすいのはデメリット。
新姓が定着すれば本名のみを使えばよいので楽。
③無縁仏を嫌う親族との戦い
妻氏婚でなくても両家の親族が主張し合う状況になると結構大変です。
家族のつながり=家・名字のつながり
そんな旧来の常識を主張する親族との調整は、
理屈ではなく感情の問題なので苦労します。
ご先祖様を大切にするといった考えはとても理解できる一方で、
それと「名字の存続」とが同じ優先順位の高さになることに疑問を感じながら、
両家の親族から意見を聞きました。
特に妻は一人っ子かつ本人よりも親族の方が発言力が強かったので、
妻氏婚しなさいの一点張りでした。
わたしも長男であり、
特に田舎者の祖父母世代は当然名字を変えるなんて想定外の様子でしたが、
親が柔軟な考え方だったのが非常にありがたかったですね。
わたしの優先順位は名字うんぬんよりも妻との結婚実現の方が高かったのと、
最後は妻と2人で覚悟を決めることが重要だと考えていたので、
2人が納得できる形として妻氏婚に決めました。
④間違えられやすい
ただ結婚式後に結婚式場から届いた手紙が間違っていたのはさすがにショックでした( ̄▽ ̄;)
メリット
⑴人生リスタート感
⑵話題性
⑶結婚の優遇制度
⑴人生リスタート感
・最初は自分の名前を口にしたり紙に書いたりするのにも違和感があり、
新鮮な気持ちで結婚を実感できることはメリットの1つ。
・過去の人間関係で薄いものは切れがちなので、
断捨離の意味でもメリットはあります。
⑵話題性
結婚に至るまでの苦労のエピソードを分かち合うと仲良くなれるのはメリットですね。
・「婿養子なの?」とよく勘違いされて聞かれますがこれはよくある誤解。
名字を変えることと婿養子とは別のことなのですが、
とは言えわたし自身も当事者になるまでは知らなかったので、
結婚のルールについて学ぶいいキッカケにもなりました。
⑶結婚の優遇制度
・配偶者の法定相続人になる
といった一般的な結婚の税制優遇制度が受けられますが、
これは妻氏婚に限った話ではなくて、
むしろ法律婚しない(事実婚を選ぶ)人のデメリットが気になる話。
①〜③のようなデメリットにより名字を変えたくない人が一定数存在し、
事実婚を選択すると優遇制度は受けられないからこそ、
夫婦別姓を認めて⑶のメリットを受けられるようにするべきという主張が出てくるわけです。
事実婚は妻氏婚と同じように少数派なので、
社会的な無理解による不利益も生じているはず。
結婚のあり方そのものについても考えざるを得ませんでした。
まとめ
控えめに言っても名字変更は超ハードw
ただ名字を変えるのが男性か女性かという比較で言えば、
大きな違いは男性の方が少数派なので珍しがられたり間違えられたりすることくらいで、
夫婦どちらかが名字変更のハードゲームをクリアしなければいけない点では大差ないです。
あえてロジカルに考えるとすれば、
夫婦のうち名義変更手続きが少ない方(①の手間が小さい方)の名字を変える方が楽かなと。
ただ③のように理屈ではなく感情の問題も考慮する必要があるので、
最後は夫婦2人の覚悟が重要というのがわたしの結論です。
ここからさらに抽象化・転用について考えてみました。
・そもそも名字を変えることの意義って何?
・名字を変えることで膨大な手続きが生じる社会的非効率を解消できないか?
・多様化を受け入れる社会の流れにおいて妻氏婚や夫婦別姓も当たり前にできないか?
この超ハードな名字変更手続きは、
社会の変化に旧来の常識が追いついていないことが原因と考えざるを得ません。
コミュニティの価値が注目されている今だからこそ
家族のつながり=家・名字のつながり
↓
家族のつながり=絆・信頼のつながり
と常識を変化させて家族の価値を高める意識が必要ではないでしょうか?
これだけ情報化が進んだのに名義変更手続きが一元化されないのは不整合ではないでしょうか?
夫婦別姓が認められないのも形骸化した過去のルールに縛られた結果ではないでしょうか?
今の結婚や名字のあり方には課題があるというのは間違いないと思いますので、
ぜひ良い方向に変えていくことが望ましいとわたしは考えます。
参考
「妻氏婚」をテーマとして『メモの魔力』のメモ術をやってみました。
かなり荒削りだなぁと自分でも思う内容ですが参考までに公開します!
以上です。
長文ですがみなさまの参考になれば幸いです( ´ ▽ ` )ノ
最後まで読んで下さりありがとうございます
参考情報を以下にまとめておりますので、良ければこちらもご覧ください
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