11月末に、往復とも阪九フェリーを使って関西へ行ってきた時の様子とかを。
この時の関西行きは、未収集だった懐鉄入場券の収集のために城崎温泉駅と東舞鶴駅に行きたかった事、それとJALの但馬便に乗りたかったのもあって、これらを組み合わせて旅程を組んでいました。
で、関西までどう行こうか?ってなるのですが、ヴィーナストラベルが新門司~泉大津または神戸の往復で阪九フェリーに乗船できる旅行商品「思い立ったら関西周遊の旅」があったので、土日+有給1日を利用して往復乗船で行くことにしました。
「思い立ったら関西周遊の旅」ですが、電話で予約し、振込票・・・というか振込先の口座が書かれた書類が郵送で届くので、銀行とかで指定の口座に料金を振り込みます。
振込が確認できた後に、乗船引換券と船内レストランで使える1,000円分のクーポンが郵送されてきます。
私は往路「新門司→泉大津 スタンダードシングル」、復路「神戸→新門司 デラックスシングル」で利用しました。
基本料金がスタンダードシングルで往復11,000円となっていて、客室アップグレードは片道あたりで追加料金を払えば可能でした。
この時は復路だけデラックスシングルにアップグレードしているので、3,000円追加の計14,000円で往復乗船しています。これで新幹線だと片道いくかいかないかの料金なので、新幹線と比較してかなり安いかなと。
この時は土曜日に出発しています。小倉駅に15時ぐらいに着けばいいので、昼頃の出発となりました。
鹿児島本線の列車で博多駅まで行き、博多駅から小倉駅までは新幹線自由席を使っています。
小倉駅の新幹線口からは無料の連絡バスが出ているので、それに乗ります。
阪九フェリーや東京九州フェリーの連絡バスだと、西鉄の高速バスタイプの車両が来ます。
新門司港の泉大津行きターミナルに到着し、乗船手続きを済ませます。
「思い立ったら関西周遊の旅」利用の場合は、郵送されてきた引換券を窓口で乗船券に引き換える必要があります。チケットレスでの乗船はできません。
阪九フェリーの泉大津航路には「いずみ」か「ひびき」のどちらかが使われますが、この日の泉大津行きは「ひびき」が充当されていました。
乗船口の改札で何故か乗船券のQRコードでエラーが出るというトラブルこそありましたが、乗船はできました。
写真は「ひびき」のエントランスです。
この日の宿、「ひびき」のスタンダードシングル。
他のフェリーでは見ないタイプの階段配置の開放二段寝台になっています。この形状のお蔭で寝台同士向かい合わせということはないですが、上段寝台はちと使いにくそうかなと。
指定された寝台は大部屋の端で、上段寝台にも人は来なかったので、半個室みたいな感じで使えたかなと。
寝台の足元部分には、100円返却式の小さなコインロッカーがあります。
枕元には照明の所にコンセントがあります。
照明部分が出っ張っているので、アダプタの形状によっては挿しにくい場合も。延長コードを持ってきたが無難そうです。
展望デッキに出ました。
ファンネルの部分が後付けで大型化されています。
展望デッキの床は青く塗られてて、椅子やテーブルも設置されてます。
「ひびき」の浮き輪。船籍は神戸。
エントランス部分のフリースペース。
ソファーが壁沿いに設置されています。
「ひびき」のデッキプラン。
17時30分になり、「ひびき」は新門司港を出港します。
泉大津港には翌朝6時に到着の、短い12時間半の船旅が始まります。
写真の船はオーシャン東九フェリーの「フェリーどうご」。ちと値は張りますが、この船もいつか乗ってみたいもの。
出港後に売店で「ひびき」の御船印を購入しました。
阪九フェリーも新しいデザインの御船印を発売するようになってて、上の写真は旧デザインのものです。
これで2週目乗船する口実が出来た! やったね!
一応、年始に神戸から新門司まで阪九フェリーに乗船する予定があるので、新しデザインの御船印はその時に買うと思います。
船内レストランで夕食にしました。
郵送されてきたクーポンは復路に温存することにしました。
阪九フェリーのレストランはカフェテリア形式になっていて、取った分だけ料金がかかるシステムになっています。
ゆえに小食だと名門大洋フェリーのようなバイキング形式よりも、こっちのカフェテリア形式の方がコスパは良かったりします。
この時は、きのこハンバーグとサラダと白米にしました。
デザートは売り切れてましたね・・・。
食後はレストラン横にあるプロムナードの椅子に座って電波を拾ったりしてました。
大浴場でホカホカ入水した後は、歯を磨いてスキンケアして寝台でさっさと就寝しました。
起きたのが4時ぐらいで、明石海峡大橋を通過する前ぐらいのタイミングでした。
早朝過ぎてライトアップされてませんが、明石海峡大橋の通過を見届けることができました。
レストランで朝食にしました。
朝カレーセットに、デザートを付けました。
朝はやっぱりカレーしか勝たん。
船内にあったポスター。
カップルが船旅してる様子が描かれてますね? 2人向け個室とかあるんで、カップルで瀬戸内海航路の船旅とか思い出になると思うんですよね。一人旅ばかりしてる私が言うのもなんですが、パートナーと船旅とかもやってみたいもので。
6時に大阪府は泉大津港に到着しました。
泉大津港からは連絡バスが出ていて、南海泉大津駅までは無料、JR和泉府中駅までは270円の有料となっています。
だいたいは無料の泉大津駅までの乗客が殆どなんですが、私と数名が和泉府中駅まで乗車していました。
和泉府中駅から天王寺駅までは、特急はるか2号京都行きに乗車しています。
チケットレス特急券を使えば、多少は安く乗車することができます。
後ろに271系3両を繋いだ9両編成で運転していて、前々から乗ってみたいって思っていた271系に乗車することができました。
天王寺からはリムジンバスで伊丹空港へ。
9時発のJAL2321便で但馬空港へ飛びます。
但馬便にはATR42-600のプロペラ機が使われています。
座席配置は2+2列で、さながら空飛ぶ高速バスみたいな感じです。何故か右舷側最前列に逆向き座席がありますが。
伊丹空港ではランプバス移動の沖止めで、スロープを機体後方の乗降口に接続してから搭乗します。
伊丹空港を離陸後、一度南の方へ飛んで、再度旋回して北に向かっています。
写真は神戸上空辺りです。
離陸から40分ぐらいで但馬空港に着陸しました。
この空港にはボーディングブリッジなんてものはないので、飛行機のステップで乗降します。
ターミナルまでは歩きです。そのおかげで飛行機を間近に見れたりします。
但馬空港からは城崎温泉駅行きのバスが出ているので、預け荷物を回収したらバスに乗って城崎温泉駅へ向かいました。
続きます。