ゴールデンウィークで日帰りで長崎に行ってきた時の様子とかを。

観光要素皆無なので、この記事では観光地とか全く出てきません。

 

 

 

まずは手始めに特急リレーかもめ25号に乗車し、西九州新幹線との乗換地点である武雄温泉駅を目指します。

25号には787系8両編成が充当されますが、どうもトップナンバーの編成がきたようです。

 

 

今回、JR九州の株主優待割引券の消化も兼ねて、たぶん10年ぶりぐらいに787系のDXグリーン席を利用しています。

 

元々はトップキャビンなる、特急つばめ号として博多~西鹿児島(現在の鹿児島中央)間を運転していた時代にあった会議室等の利用を想定したエリアに、大型の座席を配置した、グリーン車よりも一応上のランクという位置づけの座席です。

DXグリーン席は九州新幹線が部分開業して特急リレーつばめ号として運転区間が短縮されてしばらくして登場していますが、トップキャビン区画が運転区間短縮による所要時間短縮で扱いづらくなったので、代わりに設置した・・・みたいな経緯だった気がします。

 

リクライニング角度が大きく取られているのが特徴で、横になって寝るのに近いこともやることができます。

座席の前後はパーテーションになっているので、後ろを気にする必要もないです。

 

・・・もっとも、特急リレーかもめ号の博多~武雄温泉間の所要時間は1時間ちょっとなので、コスパがいいか?と聞かれると微妙で通常のグリーン車でもいいやって感もあり。

一番DXグリーン席を堪能できるとすれば、全区間の所要時間が5時間を超える特急にちりんシーガイア辺りでしょうかね。

 

 

DXグリーン席、場所は運転台のすぐ真後ろに位置していて、かつ電動台車の直上となります。床に防音材が敷かれてるとは思いますが、それでもモーターの音がそれなりに響いてきます。

そのため結構揺れを拾う上に、座席の台座もガタガタいってて、座ってた感じが「4DX」みたいなアレでした。

 

 

武雄温泉駅では同一ホーム上で長崎行き新幹線かもめ25号に乗り換えます。

こちらは全車普通車でグリーン車の設定はありません。

 

長崎寄り3両の1号車から3号車は普通車指定席で、2+2列の座席配置となっています。

座席幅こそフル規格新幹線車両のグリーン車に迫る程ありますが、座り心地はグリーン車どころか、山陽・九州新幹線直通用に使われるN700の普通車指定席の座席にも遠く及ばないといったところ。

 

武雄温泉駅を出ると、新大村と諫早に停車して終点の長崎駅に至ります。

所要時間は約30分ちょっと。高速バスの倍速ぐらいといった感じですかね。

 

 

使用した切符。情報が詰め込まれた感がすごいやつです。

のちにJR九州株主優待券の効力が変わり、運賃・料金50%引きからJR九州線の1日乗車券に変更されています。

 

 

長崎駅到着後は徒歩で大波止に移動し、昼食で皿うどんを食べます。

 

 

食後は長崎港に入港していたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」を見に行きました。長崎に来た目的のひとつがこれです。

全長290メートルの巨大船で、そこいらのビルよりも高さのある船です。見た目が船の上にビルを建てましたみたいな感じです。

ゴールデンウィーク期間中に行われた日本一周クルーズで長崎に寄港していました。

 

この日の長崎港入港前に水先案内人が船に乗り移る際に海へ転落死する痛ましい事故がありましたが、多くの人に見送られながら長崎港を出港していきました。

 

 

ダイヤモンド・プリンセスを見送った後は、長崎港ターミナルで伊王島までの乗船券を購入します。

 

 

野母商船の窓口では御船印も販売しているので、それも購入しました。

博多~上五島で運航する「太古」、長崎~伊王島~高島で運航する「鷹巢」「俊寛」が描かれています。

 

これとは野母商船では別に「太古」の御船印がありますが、そちらは太古の船内でのみ発売されています。

 

 

野母商船の高速船「鷹巢(たかす)」に乗船します。

2017年就航の割と新しめの船で、長崎港~伊王島~高島航路で使われています。旅客専用となっていて、車載はできません。

 

長崎~伊王島~高島航路には鷹巢の他に「俊寛(しゅんかん)」も就航していて、こちらは2023年3月就航の出来立てホヤホヤの新造船となっています。

 

 

短距離航路なので、船内は座席が並んでいます。

 

 

座席の配色がまるで信号機。

 

 

船名の鷹巢の由来のプレートが船内にありました。

・・・要するに土地神みたいなやつですかね?(よくわかってない)

 

 

長崎港を出港後は、造船所の横を通っていきます。

 

 

程なくして女神大橋の下を潜ります。

 

 

長崎港から20分ちょっとで伊王島に到着しました。

私はここで下船しましたが、船は伊王島を出ると伊王島大橋の下を潜って高島へと向かっていきます。

 

 

伊王島、周辺にホテルが建っていて、離れた場所に海水浴場もあります。

長崎市の中心部からバスもありますが、本数が少ない上に時間がかかるため、車以外だと船かホテルが出してる送迎バスが使われるとか。

 

 

同じ船で往復するだけなのもどうかなと思って、帰りは路線バスで帰ることに。

 

港のすぐ近くに伊王島ターミナルバス停があるので、そこからバスに乗ることができます。

前述の通り、バス本数が少ないので予め時刻を調べておくとよさげ。

 

 

バスが来たので乗車します。交通系ICカードが使えます。

 

 

伊王島大橋を渡っていきます。

先ほどまで乗船していた野母商船の船は高島発着でこの橋の下を通ります。

 

伊王島大橋を渡り終えたバスは、工業地帯や1車線分ぐらいしかない狭い道をグネグネとよくわからんルートで進みながら、国道499号に合流して長崎の中心部へ北上していきます。

 

 

メディカルセンターで下車して徒歩移動し、浜勝で夕食にしました。

 

 

食後は長崎駅までポケGOをしながら徒歩移動し、西九州新幹線で帰ります。

 

行先表示がなんかおかしいのですね???

 

 

乗車したのは新幹線かもめ92号。

定期列車では存在しない臨時列車で、5月5日に博多駅で行われた線路切り替え工事に伴う行先変更によるものです。

 

通常、長崎発の新幹線は行先表示が武雄温泉駅でリレー特急に乗り換えた先の終着駅である「博多」が表示されますが、この日の62号と64号に関しては二日市から博多の区間で運休になるため、代わりに臨時便として全く同じダイヤで二日市行きの92号と94号を仕立て上げたというわけです。

西九州新幹線の設備と車両は「二日市」行きには対応していないため、代わりに新幹線の終着駅である武雄温泉を表示していたというわけです。

 

 

武雄温泉駅で二日市行きの特急リレーかもめ92号に乗り換えます。

在来線側は「二日市」行きに対応していて、列車の行先表示が「臨時」になってる以外は自動放送とかも対応していました。

車内放送では「博多まで行かない」と言っていましたが、途中の新鳥栖駅で九州新幹線に乗り換えることで博多駅までは行けるようになっていました。

 

私は途中の佐賀駅で下車し、帰路に就きました。