8月の終わり頃にお出かけしてきたので、その時の様子を。

 

 

本来であれば、お盆休みを使って伊勢に行く近鉄の臨時特急ひのとりや伊勢湾フェリーに乗って豊橋経由で名古屋に向かうという予定を立てていたのですが、親からコロナをうつされたのでお盆休みそのものがポシャりました。

会社も出勤できず、8月前半は自宅待機という名のヒキニートをやってました。

 

体力が回復してお盆休み途中で自宅待機が解除され、会社への出勤も解禁されてしばらく後に、土日と有給を使って三連休を錬成して、お盆休み旅程を若干アレンジする形でお出かけしてきました。

 

 

仕事終わりに鳥栖駅から特急ゆふいんの森6号に乗り込んで、手始めに博多駅へ向かいます。

ネットきっぷを使うことで820円だったかで、ホームライナー感覚で乗車できます。

 

私が乗った号車、客が誰もおらずに貸切状態でした。

 

 

博多駅到着後、夕食を食べて新幹線に乗り換えます。

 

 

博多始発の新大阪行きひかり594号に乗車します。

 

何の変哲もない16両編成のひかり号ですが、バリ得(日本旅行)やとくとく(JTB)といった、東海道新幹線でいうJR東海ツアーズが発売しているぷらっとこだまの山陽新幹線版の旅行商品が設定されており、これを使って乗車すると時期によりますが8,000円ぐらいで博多から神戸・大阪まで移動することができます。

ひかり594号は停車駅がのぞみ号より2駅多い程度で、速達性としては申し分なかったりします。

 

 

博多駅から2時間27分ぐらいで新神戸駅に到着しました。

ここから地下鉄に乗り換えて三ノ宮駅へ移動します。

 

 

三ノ宮駅からは港の方へ向かって歩いていきます。

バスも出ているのですが、この時はタイミングが合わなかったので歩いて行った方が早いパターンでした。

 

途中、日本で一番短い国道の国道174号を通ります。距離が187.1メートルしかないので、歩いてもあっという間に走破できます。

港に向かう途中で日付を跨ぎました。

 

 

神戸三宮港で乗船手続きを済ませ、乗船待機列に並んでジャンボフェリーのこんぴら2に乗船します。

 

ジャンボフェリーは神戸三宮~小豆島坂手~高松を結ぶフェリーです。1日4往復運航していて、うち1往復が夜行便として運航されています。

今回乗船したのは、1時発の夜行便です。神戸三宮→高松と直行で運行した後、折り返して小豆島坂手に向かいます。高松→小豆島坂手間は朝便も兼ねています。

 

ジャンボフェリーは船内客室の写真撮影が禁止されているので、客室の写真はありません。

雑魚寝区画やリクライニングシート区画、夜行便で利用できる個室寝台があります。あと船内売店でうどんを食べることもできます。

乗客が多いと雑魚寝区画が埋まってしまうので、床に敷くゴザが船内のあちこちに設置してあります。幸い(?)、今回の乗船ではゴザは回避できました。

 

 

売店でこんぴら2の御船印を購入しました。

船内売店のセルフレジで購入する形となり、日付記入はセルフサービスとなっていました。

 

ジャンボフェリーの御船印、1枚1,000円するので印紙の中ではかなり高い部類に入ります。

 

 

ジャンボフェリーの御船印、開くとオリーブの木が立つというギミックが仕込まれています。

最初はこんなギミックを仕組んだら印紙としてはさぞ分厚いんだろうな・・・と思っていましたが、現物を手にすると思っていたよりかなり薄く作られていました。

印帳に貼り付けても思ってたより膨らまなかったです。

 

 

デッキにあるこんぴら2の浮き輪。船籍は神戸になっています。

 

こんぴら2は10月22日にデビューするジャンボフェリーの32年ぶりの新造船「あおい」に置き換えられることになっています。

僚船となる「りつりん2」は数年は残るようですが、こちらも新造船で置き換えられる予定となっています。

りつりん2を置き換える新造船の名前は何になるんでしょ? あかね・・・? あれ佐渡汽船で使われてたけど引退したんだったか

 

 

野ざらしの車両甲板に大量のトレーラーを積載してから、こんぴら2は神戸三宮港を出港しました。

 

所要時間が高松まで4時間程度と短いため、さっさと寝て少しでも睡眠時間を確保しておきます。

ジャンボフェリー夜行便に乗船するためだけに、所謂マイ枕を持ってきてたので、ジャンボフェリー夜行便にしては寝れたのかなと。

 

 

5時15分頃に高松東港に着岸しました。高松入港前にはジャンボフェリーの歌でたたき起こされます。

高松までの乗客はここで下船していきますが、小豆島まで行く乗客は船内に残る形となります。

 

野ざらしの車両甲板では、積載されてたトレーラーを港に下ろす作業が行われていました。

 

 

車両甲板のトレーラーを全て港に下ろし、すっからかんになった様子。

 

 

高松から小豆島・神戸に向かう車両やトレーラーが積載されていきます。

 

高松から小豆島・神戸に向かう乗客を乗せてから、こんぴら2は小豆島に向けて出港しました。

積み荷に時間を要していたため、高松を20分ぐらい遅れて出港しています。

 

 

7時40分頃に小豆島坂手港に到着し、下船しました。

 

坂手港からは土庄へ向かう小豆島オリーブバスが出ていますが、フェリーが遅延したので乗り換えの余裕時分が消し飛び、「さすがにダメか」と思ってたのですが、乗客が乗るまで発車を遅らせてくれていました。

 

 

オリーブ公園入口バス停で下車し、道の駅オリーブ公園へ寄り道。

量産型ザクみたいな色をした幸せのオリーブ色の丸ポストが設置されていました。

 

このポストから手紙を出したら、なにか特殊な消印とか押されるのかしら?

 

 

公園内にはオリーブの木が植えられていて、間近でオリーブの実を見ることもできました。

この実はオリーブオイルの原料となります。食べれなくはないらしいですが、味は苦いんだとか。

 

 

エチゼェン「せっかくだから、俺はこの赤の扉を選ぶぜ!」

 

オリーブ公園内に扉だけが置かれているという、奇怪な光景を目にしました。誰が読んだかどこでもドア色違い

調べてみたら、気まぐれな魔法の扉という1年のうちに数日間だけ公園内のどこかに現れるらしいです。

 

ドアの向こう側には異次元空間が広がっている・・・なんてことはなく、なんてことない白の扉です。

 

 

でっかい本のモニュメント。

始まりの本というモニュメントで、扉を通ると二次元の世界へ行けるとかどうとかウンタラ。

 

 

オリーブ公園から若干離れた所にギリシャ風車があります。

羽の部分に帆が張られていて、それが風を受けることで回るんだとか。

 

インスタバエル写真の撮り方としては、ギリシャ風車の後ろ側から瀬戸内海の海を背景にして撮影するのが主流なんだそうです。

あとどこからか箒を借りれるんだそうで、ギリシャ風車と瀬戸内海を背景に箒に乗って跳んでインスタバエル写真を撮影してる人たちもいました。

 

オリーブ公園にはこれらの他に不可思議なオブジェがまだあるんだそうで、再訪案件となっています。

小豆島でもここは面白い場所なので、立ち寄って見ると面白いのかもしれません。

 

 

オリーブ公園をぶらぶらした後は、再度小豆島オリーブバスに乗車し、土庄へ向かいました。

 

 

続きます。