7月の4連休のうち、24日から26日にかけて関西の方に行ってきたのでその時の様子を。

コロナが相変わらずなので、マスク着用で対策をガチガチに固めて三密を避けた上で行っています。

 

 

旅行記:鈴虫寺へ参拝してきたの続きとなります。

 

今回は泉大津から新門司まで乗船した、阪九フェリーの乗船記です。

 

 

京都から泉大津駅まで移動した後は、泉大津駅前から出ている阪九フェリーの送迎バスで泉大津港へと向かいました。

泉大津駅を16時30分に出発して港まで向かうバスは、泉大津駅から乗車する場合は無料となっています。JR阪和線の和泉府中駅からも送迎バスが出ていますが、そちらは有料。

 

バス代をケチる人たちが大勢乗るかと思っていましたが、窓側の席が埋まる程度の乗車率でした。

 

 

泉大津駅からバスに揺られて15分ぐらいで港に到着。フェリーターミナルの玄関の前に到着します。

雨降ってたらちょっと濡れるかも。

 

和泉府中駅や泉大津駅から出てるバスの他にも、難波のOCATから出てる直行バスもあるのですが、そちらはコロナのせいで運休中。

 

 

フェリーターミナルでは、コロナ対策でサーモグラフィによる検温を行っていました。

検温を通過すると写真の「検温済」と書かれた紙を渡されるので、そいつを窓口で乗船券を購入する際に渡します。

 

 

乗船したのは、阪九フェリーの「せっつ」です。「せっつ」は2020年3月に就航したばかりの新造船です。

 

「せっつ」は本来であれば神戸六甲アイランド~新門司航路に就航している船なのですが、この日は泉大津航路に就いていました。

艦首の上の方にある「新門司⇔神戸」の看板が、本来は神戸航路に就航しているのを物語っていたりします。

 

 

船内に入ったところにあるエントランスは吹き抜け構造になっていて開放的でした。階層の移動には階段の他にエレベータもあります。

 

 

この日の宿でもある、「せっつ」のデラックスシングル個室です。

ベッドはもちろん、机やコンセントに洗面台もあります。個室内に洗面台があることで、歯を磨きに外へ出なくてもいいのはグッド。

 

鉄道で言えば、寝台特急サンライズ瀬戸&出雲のA寝台個室シングルデラックスのような個室となっています。

 

部屋の鍵はカードキーになっていて、乗船券購入時に同時に渡されます。下船時にカードキーの返却は不要となっていて、記念に持ち帰ることができます。

部屋の扉はオートロックになっているので、部屋の中にカードキーを置いたまま外に出るとインキーして部屋に入れなくなるので注意。インキーはこの船に限ったことじゃないんですけど、やらかす人はやらかすようです。

 

 

テーブルの上には電気ケトルもありました。こいつでお湯を沸かすことができます。

こいつがあると地味に便利なもので、持ち込んだカップ麺類を個室の外に出ることなく食べられることです。まあ今回カップ麺持ち込んでないんですが。

 

 

あとはアメニティとしてタオルがあります。

以前は阪九フェリーのロゴが描かれたシンプルなものだったのですが、今は阪九フェリーのふねこなるキャラクターが描かれたものになっています。

 

 

部屋に荷物を置いた後は、船内をちょっと散策しました。

 

 

艦首部分には展望ルームがある・・・のですが、コロナ対策で閉鎖されていました。

おのれコロナ!!!

 

 

展望甲板。

この日は風が強かったので、明石海峡大橋を下から眺めた時以外はあまり出ていなかったりします。

 

部活動の団体客が乗ってるときは、展望甲板で謎の円陣を組んでる時もあります。クッソ寒いのに修行・・・?

 

 

「せっつ」の浮き輪。

フェリーに乗ったら、浮き輪を撮影するのがお約束になってる(

 

 

17時30分に、泉大津港を出港しました。じゃあの関西 ノシ

 

ここから九州・新門司までの12時間半の長いようで実際短い船旅が始まります。

大型フェリーで半日とか、ぶっちゃけ寝台取ってたらホントあっという間…。

 

 

泉大津港を出港して約1時間後の18時35分頃に、明石海峡大橋を通過します。

船なので橋の下をくぐっていきます。

 

 

明石海峡大橋を海上の橋の下から眺められるのってフェリーの特権ですね。

関西~九州の瀬戸内海航路を使う際は毎回のように明石海峡大橋を眺めています。

 

 

明石海峡大橋を過ぎて数分待つと、橋の全景を眺めることができます。

なっっっっっっっっっっっがい吊り橋なので、ある程度離れないと全体が見えないんですよね。

 

 

さて、今回の阪九フェリーですがネット予約から取っててデラックスシングルで片道8,800円・・・だったのですが、かきトク割なる割引がいつの間にか適用されてて実際に支払った運賃は7,700円でした。新幹線の約半額。ビジネスホテルに泊まったと思えば、実質的に移動費タダみたいなものでは・・・?

 

 

あとは、GoToトラベルの申請書・・・というか申請方法の紙も貰いました。

申請すれば運賃の3割ぐらいが戻ってくるらしい・・・です。この記事を書いてる時点でまだ未確定らしいので、申請しないまま終わりそうです。

 

 

乗船券を購入した際に、船内で使える1,000円分のクーポンも貰いました。

使用できるのが船内だけとはいえ、レストランや売店で使えるので、とてもありがたいやつ。

 

 

で、1,000円分のクーポンを持ってレストランへ行きました。ここで夕食を食べます。

 

 

クーポンを使ったので、これで150円ぐらいでした。売店でカップ麺買うより安いゾ

クーポンを使うとおつりは出ないので、1,000円をちょっと超える程度に調整するのがミソ。

 

 

夕食を食べた後は、大浴場で入浴してきました。大浴場は撮影禁止なので写真はないです。

「せっつ」の大浴場は露天風呂もついてます。外からは恐らく見えない。

 

 

個室では電波が届かないので、ネットをする際は窓側のフリースペースに移動したりしてました。

そんなこんなで瀬戸大橋を通過していたり。暗いのと風が強いので外には出なかったですが。

 

 

暇だったので海上移動しながらポケモンGOをやってたら、色違いのラッキーが出てきたり。

お香を焚かないと船の航行による速度制限に引っかかってポケモンが出てきません。あとアイテム回収する手段がギフトと課金以外に存在しないので、調子に乗って捕獲しまくるとボールが枯渇します。

 

 

寝る前にラス1で残っていたパイシューを買って、部屋で食べて歯を磨いてから就寝しました。

 

 

4時起きして起床。ヲタクの朝は早い()

単に新門司が6時に到着なので、早く起きざるを得なかっただけですが。

 

 

何故か沖合に「ひびき」が停泊していました。

 

 

レストランは5時から営業していますが、レストランは使わずに売店でメロンパンを購入。

朝一で焼き上げたというパンが売店で売られています。サクサクして美味しい。

 

 

6時に新門司港に到着。九州に帰ってきてしまった。

 

通常であれば下船口に人が密集するのですが、コロナの影響で乗客が減っているのか徒歩下船が明らかに少なかったです。

 

 

新門司港からは門司駅・小倉駅に向かう無料送迎バスが出ているので、基本的にはそいつに乗り換えることになります。

新門司側の阪九フェリー送迎バスは高速バスタイプか貸切観光バスタイプの車両が使われているので、大きな荷物は床下のトランクに入れることができます。

 

万が一、連絡バスに乗らなかった場合でもやや離れた所に門司駅方面に向かう西鉄バスのバス停があるので、そいつで門司駅まで抜けることもできます。もちろん別途運賃が必要になりますが。

 

 

朝日に照らされる「せっつ」を眺めながら、バスは門司駅に向かっていきます。

 

 

バス自体は小倉駅まで行きますが、私は門司駅で下車。門司港や下関に向かう場合はここで下車するのが便利です。

 

 

門司駅からは特急かもめ101号に乗り換えました。

特急かもめ101号の佐賀行き、種別変更をしないで博多駅を跨ぐ、唯一の特急列車です。

 

 

鳥栖駅で下車しました。

 

 

鳥栖駅のホーム上にあるうどん屋でかしわうどんを食べてから、久留米方面に向かう列車に乗り換えて帰路に就きました。

 

 

そんなわけで、7月に久しぶりに遠出した旅行記はこれでおしまいです。