今日は、バッテリーの話を書こうと思います。
どこのお宅にも、バッテリーは、あるでしょう。
今だと、掃除機のバッテリーなど。
以前の掃除機は、コンセントにつなぐタイプのものでした。
でも、最近は、バッテリーで動く、手軽なコードレスタイプのものが多いのではないでしょうか?
我が家にも、そういう掃除機のバッテリーがあります。
でも、その他にも、たくさんのバッテリーがあったのです。
夫が元気な頃、何しろ、機械いじりが大好きでしたから、家中に、工具や機械や部品等がありました。
バッテリーもしかり。
専用の置き場もありました。
自作のバッテリー用の棚。
3段あって、私には何に使うのかよくわからない大、小、様々なバッテリーが置かれていました。
その他に、これらをつなぐコード、その他の付属品、それらが、所狭しと置かれていました。
充電する時はコンセントに繋ぐので、またいで通らねばならず、掃除機もかけづらく、
何より、見た目もごちゃゴチャゴチャ、すっきりしません。
しかも、動かそうとすると、
これが、重いのです❗
大きさの割りにズッシリしていて、
簡単には持ち上がりません。
だから、そこを掃除するのは、
大変でした。
夫が亡くなった後、家の中の荷物を、片付けなければならなくなりました。
ある時、娘が、そのバッテリーの棚をしげしげと眺めていました。
娘「これも、なんとかしなくちゃいけないね。危ないし…」
私「そうだね。でも、父さん、大事にしてたし、非常時には、役に立つって、言ってたよ」
私も、はっきりとは答えず、そんなあいまいな返答をしていました。
数日後
娘は行動を起こすのが、早いのです。
「これ、連絡しておいたから」
そう言いながら、娘が私に伝票を見せました。
バッテリーは、普通のごみと一緒には捨てられません。
また、重いので、業者に引き取りにきてもらうのが一番いいらしいのです。
その用紙は、バッテリー専門の引き取り業者に来てもらうための、伝票でした。
「代金は、払ってあるから。
後は、都合のよい日を連絡すれば、取りに来てくれるから」
なんと手回しのよい❗
私はビックリ。
でも、まだ、捨てたくないのです。
確かに、私にとっては、ガラクタみたいなものです。
というか、ガラクタでした。
価値が、わかりません。
使い方もわかりません。
でも、夫は、それをとても、大事に扱っていました。
多分、車とバイクのバッテリーなのです。
しょっちゅう充電しては、車やバイクのところに運んでいました。
その重い、バッテリーを。
以前は、まるで、かたきのように思っていたバッテリー。
でも、今となっては、夫の思い出につながる、大切なガラクタなのです。
これまだ、使えるんじゃあないの?
母さん、使い方わかる?
わからない。
私だって使い方、わからないよ。
じゃあ、使わなくても、置いておけば?
置いておくだけでも、危ないよ?
娘の話は続きます。
・バッテリーは危ない。
・液がもれたり、発火するおそれがある。
・いつ買ったものか、わからない。
・古そうだし、傷がついているのもあって、寝室に置くのは危険。
・大事なものなら、写真にとって、捨てればよい
娘の言うことは、いちいちもっとも。間違っていません。
でも… あんなに大切にしていたのに。
亡くなったからといって、すぐに大事にしていたものを処分するのは…かわいそう❗
そんなことを話していると…
いつの間にか、涙が込み上げてきて… シクシク💧
娘の前で泣いたことなんて、
今まで、一度もありません。
えっ、母さん泣いてるの❓️
どうして❓️
私、そんなひどいこと言った❓️
娘は、大慌て‼️
泣くのも、時にはわるくないな!😆
誰も、仲裁をしてくれる人はいません。
何か言わないと…
自分で話さないと
私の気持ちは、伝わらない。
実は、その他にも、
気になることが、ありました。
非常時に、このバッテリーが、役に立つということ。
停電の時は、電源になる。
夫は、その事を繰り返し話していました。
それを、伝えなければ…
よく覚えていないのですが、
バッテリーの電気は直流で12ボルト。
それを、インバーターと言う機械を使って、普段家庭で使う、
100ボルトの交流に変えられる。と言う話。
よく見ると、インバーターも、バッテリーに接続してありました。
とにかく、捨てるのは、
もったいないと言うことです。
バッテリーの製造年月日も2019年2月と書かれていました。
このくらいなら、まだ、使えるのではないですか?
それ以外の、古いバッテリーとバイクのバッテリーは、先日
「さようなら バイク」
に出てきた、バイク屋さんに引き取ってもらいました。
そんなドタバタがあった、次の休日。
今度は、
素人でも扱えそうな、もっと簡単な構造で(危険でない)、持ち運びができる電源のカタログを探して、持ってきてくれました。