ヨガの200時間の勉強、最後は5日間連続で、毎日10時間の授業を受けていた。
ひまりは鎌倉にある実家に預けて、5日間顔を合わせていなかった。
9月に初めてのお泊まり以来、2回目の両親のいないお泊まりで、おじいちゃんおばあちゃんと過ごしてもらった。
今回ひまりは私に「泣かない、毎日一個おやつ食べて待ってる」と宣言をしていた。
とは言っても3歳児、きっと泣くのだろうなぁと思っていた。
ところが、5日間のうち初めの4日間、全く泣かなかったらしい。
私といるときでさえ1日に1度も泣かないなんて珍しいのに。

私は、毎日メールで写真やその日の様子を受け取っていた。
朝、ひまりの動画や写真を見ると、1日頑張ろうと思えた。
ひまりが泣いていないという報告に、どれだけ安心させてもらったかわからない。
ひまりが泣かなかったおかげで、私はヨガに集中できた。

5日目、ひまりが泣いている、というメールがあった。
「5日分泣いたよ」というメールだった。
3歳児、泣いている方が通常通りだけれど、早く安心させてあげたいと思った。
次の日の早朝、迎えに行くと、手を前に広げ「ママ、ママ、ママー!!」と満面の笑顔でママをリピート。
抱き上げると何度も何度もキスをくれた。
「ひまりを迎えに来てくれてありがとう!!」
と笑顔で、ギューっとしがみついてしばらく離れなかった。
あぁ、ひまりがいてよかったな、幸せだなぁと思う。

それでも、私が来た途端、ひまりは泣き虫の甘えっ子娘に戻った。
安心して泣かなくなるかと思いきや、ちょっと私と意見が合わないと号泣である。
泣き止むよう宥めても、あまりに泣きやまないので、「お願い聞いて欲しいなら泣き止みなさい」と言って、ますます号泣させてしまう。
拗ねたり怒って泣くわけではなく、母親に自分の意見が受け入れてもらえないことを拒絶と感じてしまうのだ。
だから、叱られて泣きながらも「ママ、抱っこして~」となる。
受け入れられることを確かめたくて。
そうなったあとで、私は自分の言葉に反省する。
もっと優しく優しく言葉を聞いてあげるべきだった。
私はすぐにひまりを抱きしめて「大好きだから泣かなくて大丈夫」と頭を撫でることになる。


夜眠る前に、またひまりは泣いた。
1日にあった悲しいことを思い出して、ひとつひとつ「おでこぶつけて痛かった~」とか「うまい棒が辛かった~」とか、もう今は何てことないだろうということで泣き続けた。
「もう大丈夫だよ」と言いながら頭を撫で撫ですると、ますます頭を押し付けてシクシクと泣く。
それで私は気づいたのだ。
きっと5日離れていた分をこうやって甘えたいのだと。
「ママ、もう涙出ないよ~、泣きたいよ~」と最後は泣けないのにエーンと声だけ泣き真似をして、ぎゅっとしがみついていた。
私はひまりを撫でながら「ひまり、お留守番すごーく頑張ってたんだね」というと、ひまりはうなづいた。
「とても偉かったね。お母さん、ひまりが泣かなかったおかげで、頑張れた。ひまりが頑張ってると思うとお母さんもお父さんも頑張れるんだよ。ひまり、偉かったね!頑張ったね!ありがとう!たくさんたくさんありがとう!」
というと「うん」と笑顔になった。
小さな体で「泣かない」って約束守ろうとしていたんだなぁ。
そう思ったら、今日、ひまりを叱ってしまったことが、また申し訳なくなってしまった。
「ひまり、お母さん、今日ひまりに怒ってごめんね」というとひまりは頷いた。
「お母さん、ひまりにできるだけ怒らないようにするね。だから、ひまりもどうしたいのか泣かないでお母さんに伝えてね。そうして、一緒にどうするのがいいのか考えよう」というと、やっぱりうなづいた。
「そうしたら、お母さんとひまりもっと仲良しになれるよね。今もひまりのことが大好きだけど、今よりもっと仲良くなれたら嬉しいなぁ」というとひまりは「ひまりも嬉しい」と言って目を閉じて眠ってしまった。

3歳児、小さいからできない、と思ってしまうことも多い。
だけれど、今回、小さな体に驚くような我慢強さを持っているんだな、そう思った。
もちろん、実家の母の頑張りあってこそだけれど、ひまりが泣かなかったのは、きっと私と約束をしたから。
横で今はスヤスヤ眠っている顔を見て、私は勇気をもらっている。
小さなひまりの頑張りに負けないよう、お母さんも頑張るね。

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うまい棒の納豆味が辛くて号泣。笑

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ひまりへ、お留守番頑張ったプレゼント。手作りリボンゴム。手芸部でも作ろうかな。笑