ブランコに乗りながら口ずさむ言葉が詩人のようで、驚いた。
2歳児の直感的な言い方に、時々ハッとさせらる。
空まで届くように、どこまでもどこまでも高くブランコを漕いだことが、私にもあった。
今も、空に吸い込まれそうだな、気持ちいいなぁと思うことはある。
でも、私は空を飛べないことを知っている。
ひまりはまだ空を飛べないことを知らない。
飛べたことはないけれど、こらから飛ぼうと思っているかもしれない。
ひまりが飛べないことを知ることは、ちょっと寂しい。
大人になるということは、現実を受け入れていくこと。
子どもでいるうちは、夢を現実に持ち込める。
そういう想像の世界で生きている時間が、子どもにたくさんの可能性を与えていく。
いつの日か、今の大人にはない発想で、文明を発展させていくのだろう。
空飛ぶひまり、いつかファンタジーの時間は終わる。
でもね、できるだけ長く長くその時間を楽しめるように、私は祈ってる。

