ひまりはよく転び、物にぶつかる。
豊島園のメリーゴーランドにて。
行動の勢い余って、痛い思いをせずにはいられない。
「痛い~」と泣かない日など、ここ最近ないのではないだろうか。
その度に、ひまりは「痛いよ~」と私に抱きついてくる。
胸に顔を埋めると「え~ん、え~ん」と泣く。
私は「大丈夫、大丈夫、痛いの痛いの飛んでけ~」と痛いところをさする。
すると、ひまりは顔を上げ「痛いの飛んでったね~。もう痛くないね。全然痛くないよ~」と言って、また私から離れて遊びだす。
毎日同じように、この儀式を繰り返している。
ひまりは、痛い時も怖い時も怒られて悲しい時も、母親に抱きつかずにはいられない。
体温を分け合うと心は落ち着いてゆく。
体温から愛情を感じ、萎んでいる気持ちは元気になる。
人間はそういうことを赤ちゃんの時から知っている。
大人になるとそんなことを忘れてしまうね。
私のイライラも、焦りも、ひまりの体温を感じると落ち着いてしまう。
体温を分け合える関係ってとても大事だ。
人の体温が愛情を育むのは、大人も子どもも一緒。
今、ひまりの体は愛情をいっぱい蓄えているのだと思う。
そうしていつか、その蓄えた愛情で、、自分の感情を1人でコントロールする日がくるのだろう。
それでも辛くてどうしようもないときに、また私の体温を頼ってくれたら嬉しいのだけど。
豊島園のメリーゴーランドにて。

