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今日、ひまりの判子が完成した。


ともか先生(ひまりもお世話になっている美容室ブロッコリーの美容師さん)に教わりながら、20年ぶりくらいに彫刻刀を使う。


初めての消しゴム判子作りは2日かけてゆっくりと。


小学生だったときに、指を何本も切ってしまい、先生に「彫刻刀はもうやらなくていいよ。絵を描こうか」と一人だけ彫刻刀を取り上げられたことを思い出す。


苦い思い出。


私は不器用だった。


高校時代の家庭科の成績も最下位という可哀想な女子だった。




そんな私が手作りに目覚めたのはひまりがお腹にできた頃。


お菓子作りもパン作りもミシンを使うことも、その時覚えた。


だから、まだまだ私の手は不器用で思うようにいかないことも多々ある。


それでもひまりが手作りのお菓子を食べて笑ってくれると嬉しくて。


手作りのぬいぐるみで遊んでくれたら嬉しくて。




その嬉しさはやっぱり既製品では得られないもの。


作っている時もやっぱり楽しい。


初めてのことに挑戦するワクワク。


初めてだからもちろん上達していく喜び。


それから、やっぱりひまりの笑顔が楽しみで。




私は家庭的なことをほとんどしたことがなかったけれど、ひまりが生まれて前よりも家庭的になった。


ひまりが生まれる前は、家庭的な女という響きが少し嫌だった。


なんだか「つまらない人」と言われているような気がして。


でも、今は家庭的って言われたら嬉しい。


「温かい人」って肯定的な意味に聞こえるようになったから。




でも、私が家庭的と言われたことは過去一度もない。


そんなわけで、私は勝手に家庭的な女になれたんじゃないかと自己肯定をする。






それにしても、手作りしたいという気持ちはどこからくるのだろう。


自分の手のぬくもりを伝えたい。


それが母親の本能なのだろうか。


だとしたら、子どもができるということは女の能力を開花させることに一役買っている。




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今日完成したひまりのスタンプはうさぎ、ひ、ま、り、お花(お花はともかからのプレゼント)が全部独立している。


布用のインクもあると聞いたから、幼稚園に通うときはいろんなものにひまりの印をつけられる。


なんだかニヤニヤ口元が緩んでしまうな。