雨の中、カラフルなレインコートと長靴。


タイヤが足の代わりについた犬のおもちゃを引き連れて。
水たまりの中に、バシャッとジャンプし得意顔。
どんより雲がかかり、パラパラ雨が降る。
そのおかげで、初めてレインコートと長靴で、お出かけができた。
家の中でも履いて歩いていたお気に入りの長靴。
外が長靴で歩けるなんて!
ひまりはご機嫌。
そんなご機嫌のひまりを見ている私も自然に楽しくなってしまう。
「歩こう、歩こう、私は~元気~!・・・」と手をつなぎながら歌って歩いていたら、「犬のお散歩?いいわね~」とひまりが話しかけられていた。
歌って歩いているところで声がかけられるって恥ずかしい、と初めて知る。
その後も何度も犬を連れたひまりに通りがかりの人が話しかけてくれるので、私は歌うことを自粛した。
子どもと歌いながら歩くなんて平和な光景だけれど、誰かの目があると母親は結構恥ずかしいものだったりするのね。
今日は雨、風景が無彩色に近づいて、余計にひまりのカラフルさが際だつ。
小さな子どもに声をかけてくれる優しい人たちの目にも留まりやすいようだ。
声をかけてもらえるとひまりはますます嬉しそうに歩く。
「雨が降って良かったね、たくさん話しかけてもらえて嬉しいね」
と言うと「雨ー!雨ー!」と上を向いて手を伸ばした。
「雨が憂鬱」なんていつ覚えるのか。
「濡れるのが嫌」なんていつ感じるのか。
雨がずっと楽しいものでありますように!





