去年の節分、0才8ヶ月のひまりは鬼を見て大泣きをした。
怖かったのだろう。
今年の節分、1才8ヶ月になったひまりは鬼に豆を投げた。
それでも、やっぱり怖かったのだろう。
出来るだけ鬼の方を見ないで、ギューっと私に抱きつきながら、そっと豆を投げた。
鬼のいる前で、一人で豆撒きさせようと抱っこから降ろすと「こわいー!!抱っこー!!あっちー!!(怖いよー!!、抱っこして鬼のいないところに連れてってー!!)」
と私の足にかじりついて動かない。
豆ももちろん一人では撒けない。
こんなに怖がってもらえて、鬼役のひまりのおじいちゃんも面目躍如だ。
鬼、恐るべし。
鬼が怖いのはどうしてなのか考えてみた。
ひまりのおじいちゃんの鬼の演技があまりにも怖いのか。
という可能性もないではないが、やっぱり鬼の顔が怖いのだろう。
鬼のお面を見せるだけでも逃げて行く。
うちのお面は赤鬼。
人が怒る顔に似ているのかもしれない。
ということは、怒られている時、ひまりは怖いと思うのかなぁ。
ものすごーく怒ってる人に追いかけられている感じがして、怖いのかなぁ。
もしもそうだとしたら、豆撒きは怒ってる人への恐怖心克服の練習になっているのかもしれない。
私がひまりに怒った時に、「怖いから言うことを聞こう」と思うのではなくて、怖いけど、ちゃんと向き合おう!と思ってくれるのはいいことだ。
でも、怖いから、豆をぶつけてやっつけようと思われたら大いに困る。
もう一歩進んで、怖い人にも対処法はあるのだという教訓として受け取ることもできる。
でも、そんな受け止め方をひまりがしていたら、それはそれで怖い。
鬼よりよっぽど怖い。
思いのほか奥が深いぞ、豆撒き。
なんて、くだらないことを考えてしまった。
そんな節分の日、ひまりは熱を出した。
去年の節分の悪夢を思い出したのか、、、。
とりあえず朝から病院へ行き、今日はお粥しか食べないように言われる。
熱を出し、鬼に怯え、恵方巻きも食べれないのではあまりにも可哀想。
そう思ったダメな母親の私は、お医者さんの忠告を破り、卵とカニカマとキュウリの海苔巻きを作ってあげた。
美味しいものを食べて、笑顔でいることが、鬼に負けない体と心を育てるのだ!



