ひまりが骨折した。
その時のことを書こうと思う。
日常の些細なことにもっと気をつけなければならない、そういう戒めに。
目を離している時に椅子からの転落。
夜21時頃のことだった。
しょっちゅう転んで怪我をしているお転婆娘。
またやった!
と、そのときは思った。
いつも通りに、すぐに抱き上げてあやす。
「痛いの痛いのとんでけー!!」
ところが、鳴き声はどんどん大きくなるばかり。
いつもはすぐにけろっと笑顔のひまり。
私もだんだん心配になってきた。
身体中触ったり曲げ伸ばししても、異常が分からず。
どこをどう動かしても大泣きなで、どこが痛いかもわからず。
30分後に救急医療センターに電話し、何処が痛いのか分からず30分以上泣いているなら、脳外科に行くよう指示される。
杉並区の脳外科が今の時間はないということで、区外の病院の電話番号を伝えられた。
ひまりが大泣きの中、5件の夜間受付している病院に電話し、それぞれの理由で他を勧められる。
入院できない、当直の脳外科医がいない、赤ちゃんはダメ、などなど。
病院に連れて行く前からこんなに大変なんて!!
急いでいるこちらの都合と病院の都合は関係ないのだと痛感する。
最初に電話をかけた病院にもう一度電話をする。
入院は出来ないけれど、診察ならできると言っていた。
診察だけでもして、異常があるなら早く治してあげたい。
何もないなら、安心したい。
ようやくアポが取れて、泣いているひまりを抱っこ紐の中に抱え、タクシーに乗る。
ひまりは泣き疲れたのかぐったりと静かに動かなくなった。
22時過ぎくらいに診察となり「脳に異常はなさそうなので、帰って様子を見て」ということになった。
脳外科の先生も手足の指や関節を曲げ伸ばしして、骨折もなさそうだと言ってくれた。
「ただ、僕は首から上のことしかわからないので、どこか痛そうだったら整形外科に連れて行ってください」
と言われた。
この時はひまりもぐったりしていて泣き喚いたりしなくなっていた。
静かになったひまりにとりあえず安心して、またタクシーに乗って家に帰った。
23時頃。
待っていたのは、また泣き喚き、眠れないひまりだった。
