2010年に販売された、キャノンPowerShot G12が故障しました。

キャノンのコンデジは、G、S、IXYのシリーズがありますが、Gシリーズは最上位の機種とされています。

PowerShot G12は、発色の良いCCDセンサーであり、液晶は、バリアングル(角度可変式)液晶になっています。

ちなみに、このカメラは、1年ほど前に、購入し、昨年12月に、BVLさんとBVKさんが来訪された時にお見せしたものです。

先日、このカメラで撮影しようと思ったところ、液晶モニターが不調になりました。モニターを前面に向けると、画像が反転せず、

裏返してはめると液晶が消えてしまいました。

ネットで検索していると、全く同じ症状を修理した記事を見つけました。その記事によると、原因はバリアングル部の回転センサー

不良とのことでした。その記事を参考にしながら修理を行いました。

PowerShot G12を正面からみたところです。

液晶モニターを左側に開いたところです。

液晶モニター回転部のカバーを外します。(赤丸部)

液晶モニター回転部のモニターを外したところです。(赤丸部)

この赤丸部に回転センサーを作動させるかカムがあり、そのカム

がすり減って、回転センサーの不良が生じたようです。

このカムの頂点にUVレジンを薄く塗り、UVライトで硬化させました。

何とか回転センサーが治り、液晶表示も正常になりました。

液晶モニターを裏返してはめても、液晶表示が消えなくなりました。

 

今回のような不具合は、キャノンの製品に多く見られるようです。

PowerShot G12は、サポート期限も過ぎており、自力で修理する

しか解決する方法がありません。

今回の修理には、初めてUVレジンを使用しましたが、何とか

成功しました。