皐月11日
僕の住む滋賀県では、自粛も少しずつ解除になりつつあります。
心行くまでオートバイに乗れるまで、あと少しの我慢かな?と思います。
その時が待ち遠しい僕です。
昨日、ギターの練習の合間に、YouTubeでこんな動画を見ていました。
1982年の1000湖ラリーで総合3位になったランサーターボの動画です。
このランサーターボはEC仕様で2000ccターボ、市販車にはインタークーラーはついていません。
この時代のグループBでは、フルタイム4WDのアウディークワトロが圧倒的でした。そんな中で、FRのランサーの健闘は、当時三菱自動車好きだった僕には嬉しいニュースでした。
1000湖ラリーはフィンランドのユバスキュラ周辺で開催されています。
映像からも分かるように、4WDのアウディークアトロとFRのランサーターボでは、走りが全然違いますよね。
これ以降ラリーカーには4WDが当たり前になり、クアトロに次いでプジョー205ターボ16やマツダ323、ランチアデルタやセリカなどの4WDモンスターマシンがラリーシーンを彩りました。
でも、やっぱり僕は、FRのランサーの独特の走りが今でも好きです。
如何にもマシンを操っているという感覚・・・
これこそ、モータースポーツの醍醐味ではないかと思うのです。
僕は、オートバイも最新のマシンには魅力を感じません。
今、どんなオートバイが各社から販売されているかも、ほとんど知りません。
僕が、最新のオートバイに興味がないのは、スタイル的なこともあるかもしれませんが、それ以上に旧車がもつ、いかにも機械然とした佇まいに魅力を感じるからです。
話が逸れましたが・・・
2008年8月、スカンジナビア半島を放浪していた僕は、
ストックホルムからフェリーでフィンランドに入り、憧れの1000湖ラリーのコースの一部を走りました。
僕の走った道は、路面が固く締まり、走り易い道でした。
ランサーターボはこんな道を、僕には考えられないスピードで、ぶっ飛んで行き、コーナーでは、FR独特のカウンターをあてまくる映像を思い浮かべるだけで、ぞくぞくしたことを覚えています。
ラリードライバー気取りで、ついつい、オーバースピードになりがちでしたが、事故っては元も子もないので、高まる気持ちを抑え、もう二度と走ることのない道を惜しむように、ゆっくりと車を走らせました。
ラリーコースのあちこちで、美しい湖が見られ、フィンランドの豊かな自然に心が癒されると共に、1000湖ラリーの名を冠していることを実感したのでした。
フィンランドでは、
トナカイが、当たり前のように道路を歩いていました。
北近江@旅人