7/23(日) 11:00配信
Web東奥
弘前工業高校3年の小田桐公起(こうき)さんが、社会人でも合格するのが難しい国家資格「測量士」に合格した。今年の試験で青森県内高校生唯一の合格者となった小田桐さんは「高校生のうちに合格できなければ後悔するという思いで勉強した。うれしい気持ちでいっぱい」と笑みを浮かべた。
測量士は建設・土木工事現場で土地の距離や高低差を計測する。関連する国家資格は測量士と測量士補の二つ。試験は年1回で、今年は5月に行われた。実施機関の国土地理院によると、社会人も含めた合格率は測量士が10.3%、測量士補が32.2%だった。同校で合格したのは小田桐さんが初めて。
小田桐さんは多くの人が2年生で挑戦する測量士補の試験に1年生で合格。専門的な知識を身に付ける楽しさを知り、2年生で測量士試験に初めて挑戦した。不合格だったが「試験の雰囲気をつかめた」。昨年11月ごろから毎日勉強し、少しずつ知識を蓄えた。
5月の試験当日。自分を信じ問題を解き進めた。「勉強したおかげでほとんどの問題が分かった」と手応えを感じた。7月11日に合格を伝えられると「ほっとした」という。
高校生で受験する人がほとんどいない測量士。指導した藤田寿教諭は「初めての試験対策で手探りだったが本人の勤勉さが結果につながった」とねぎらった。
小田桐さんは今後、国内の大手ゼネコンへの就職を目指す。さらなる国家資格の取得に励み「現場監督として、まちのシンボルとなるような大きな建築物の設計に携わりたい」と夢を抱く。
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弘前工業高校3年の小田桐公起(こうき)さんが、社会人でも合格するのが難しい国家資格「測量士」に合格した。今年の試験で青森県内高校生唯一の合格者となった小田桐さんは「高校生のうちに合格できなければ後悔するという思いで勉強した。うれしい気持ちでいっぱい」と笑みを浮かべた。
測量士は建設・土木工事現場で土地の距離や高低差を計測する。関連する国家資格は測量士と測量士補の二つ。試験は年1回で、今年は5月に行われた。実施機関の国土地理院によると、社会人も含めた合格率は測量士が10.3%、測量士補が32.2%だった。同校で合格したのは小田桐さんが初めて。
小田桐さんは多くの人が2年生で挑戦する測量士補の試験に1年生で合格。専門的な知識を身に付ける楽しさを知り、2年生で測量士試験に初めて挑戦した。不合格だったが「試験の雰囲気をつかめた」。昨年11月ごろから毎日勉強し、少しずつ知識を蓄えた。
5月の試験当日。自分を信じ問題を解き進めた。「勉強したおかげでほとんどの問題が分かった」と手応えを感じた。7月11日に合格を伝えられると「ほっとした」という。
高校生で受験する人がほとんどいない測量士。指導した藤田寿教諭は「初めての試験対策で手探りだったが本人の勤勉さが結果につながった」とねぎらった。
小田桐さんは今後、国内の大手ゼネコンへの就職を目指す。さらなる国家資格の取得に励み「現場監督として、まちのシンボルとなるような大きな建築物の設計に携わりたい」と夢を抱く。