伸びない生徒

どうせ言っても無駄だから言わない

伸びる生徒

どうせ言っても無駄だけど言ってみる

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↓はお母さん方や教え子たちからの反応です。

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無駄だから言わないと、無駄だけど言ってみるでは大変な違いです。言っていただけることで変わるチャンスがあります。ご指摘いただけることに感謝して、素直に行動にうつす意識を持っていきたいと思います。

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どうせ言っても無駄だけど、言わないと思われるか言ってみると思われるかでは大きく違ってきますね。
先生に言ってみると思っていただけるよう姿勢を正していきたいと思います。

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伸びる生徒と伸びない生徒は真逆ですね。どうせ言っても無駄だけど言ってみる、伸びる生徒の習慣を真似するようにしたいと思います。

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無駄と思っても言うか言わないかで大きな差が出来てしまうのですね。無駄であってもやる事に大いに意味があると思います。

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言わない生徒

地獄が待っています

言う生徒

極楽が待っています


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言う生徒と言わない生徒は天国と地獄ですね。言わなければ何も始まりません。まずは言う事が大事ですね。

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言うと言わないでは全く違う結果となるのですね。自分で良い運を掴むよう、例えしつこいと思われても諦めずに発していきたいと思います。

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無駄だから言わない、無駄だけど言ってみるの差は天と地の差だと思います。私も前まではどうせ無駄だからと考えてしまっていましたが、言ったら変わることもありますし、そもそも言わなければ変わるものも変わりません。無駄だとしても言う方が何かしらの可能性がありますし、言わずに諦めるのは早いと思います。まずは言ってみることを当たり前にしていきたいです。

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何回も書きましたが、良い運も悪い運も引き寄せるのは自分の姿勢です。

笑う門には福来たる。

いつも笑顔が絶えない家庭や人には幸運がやって来ると言う意味ですよ。

この反意語はありませんが、内容的には分かると思います。

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良い運も悪い運も引き寄せるのは自分の姿勢ですね。笑う門には福来るを忘れず自分にも家族にも幸運がやってくるよう過ごしたいです。反対は自分も家庭も地獄だと思いますし、良い運を引き寄せられるようにしたいです。

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良い運も悪い運も引き寄せるのは自分の姿勢ですね。笑う門には福来るを忘れないようにいたします。

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きちんと言わない人には地獄、きちんと言う人には極楽が待っているのですね。良い運も悪い運も引き寄せるのは自分の姿勢であることを忘れないようにします。

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日本語が不自由なため意味を勘違いしておりました。大変失礼いたしました。言わない人には地獄、言う人には極楽が待っているのですね。良い運も悪い運も引き寄せるのは自分だと何度も教えていただいております。我が家には笑顔などなく、私自身が悪い運を呼び寄せているので娘も悪いことばかり起こるのだと思います。気持ちをうまく切り替えていけるように努力いたします。

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伸びない生徒と伸びる生徒では姿勢が真逆なのですね。どうせ言っても無駄だけど言ってみる、その姿勢は諦めない姿勢ですね。諦めて行動しなければそこで終わりです。良い運も悪い運も引き寄せるのは自分の姿勢であること、笑う門には福来たるを忘れないようにしたいと思います。

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本の読み方 2011

2011年07月31日(日) 11時11分52秒

ハリー・ポッター。

私は乱読ですから、とりあえずハリポタも読んでいます。

もちろん原著で読みました。

設定も登場人物もつまらないです。

なぜつまらなく感じるのでしょうか。

作者です。

読みながら危険思想の持ち主ではないかと感じています。

何でしょうか。

選別主義?

根底に差別思想を感じます。

人間性に疑問を感じないではいられません。

成長過程にある生徒たちを指導する立場にあるものとして塾生に助言するとしたら「絶対に読んではいけない!」です。

塾生が読む価値などありません。

あんなものが面白いと感じるのならば、読んだ本人の人格に問題はないでしょうか。

いつか彼女の本性が暴かれる日が来るように思えてなりません。

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J. K. ローリング

2019年12月20日(金) 02時06分51秒

『ハリー・ポッター』のJ.K.ローリング、反トランスジェンダーを支持して大炎上
『ハリー・ポッター』シリーズの作者として知られるJ.K.ローリング。トランスジェンダーを巡る発言で大炎上している。

By ELLE Japan
2019/12/19

きっかけは『ハリー・ポッター』とはまったく関係のない、税金専門家で著述家のマヤ・フォーステーターの発言。フォーステーターは今年初めに「男性は女性になれない」「生物学的な性は変えることができない」とツイートした。彼女はあるシンクタンクで働いていたけれどこの発言が原因で解雇。フォーステーターは解雇は不当だとして提訴していた。今週、ロンドンの労働裁判所は「彼女の発言は人間の尊厳と権利を認めていない」としてシンクタンクの決定を支持する判決を下した。

これに反応を見せたのがJ.K.ローリング。Twitterでフォーステーターを擁護、裁判所の決定に抗議している。「好きな服を着ればいい。自分を好きなように呼べばいい。あなたを受け入れてくれる人と合意の上で寝ればいい。平和で安全な環境の中であなたにとって最良の人生を生きて。でも、性別は疑問の余地のないものだと発言したことで、女性から仕事を奪う?」とツイート、「#IStandWithMaya(私はマヤの味方)」とハッシュタグまでつけている。ちなみにイギリスではトランスジェンダーの人たちの権利向上を目指して「ジェンダー承認法」の改正が提案されているけれどフォーステーターはこれにも反対している。

反トランスジェンダーの立場を取る人をローリングが公然と味方したことに、ファンは大ショック。特にトランスジェンダーの読者たちや、トランスジェンダーの子どもを持つ親たちからは激しい批判の声が上がっている。あるファンは「私はトランスだけれど、子どもの頃はあなたの本を読んで現実逃避していた。自分の名前が受け入れられなくて、あなたのキャラクターの名前で自分を呼んでいた。私のことを嫌う人たちをサポートするなんて、どうして?」と悲しみを露わに。また「私の娘はトランスであなたの大ファン。あなたが娘に差別的なツイートをするなんてとても傷つく」という母親からのツイートも。また「性同一性障害は科学的に認められている。生物学的な性は疑う余地のないものではない」と指摘する人も。これらの批判にJ.K.ローリングがどのような態度をとるのか、注目したい。

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J. K. ローリング

2020年06月10日(水) 08時30分29秒

実はトランスジェンダー差別の常連
『ハリポタ』作者J.K.ローリングが差別発言でまた炎上
6/9(火) 19:00配信 クーリエ・ジャポン

『ハリー・ポッター』シリーズの作者として知られるJ.K.ローリングに対し、抗議の声が上がっている。

心の性と体の性が一致していない人々を「トランスジェンダー」と呼ぶが、6月6日にJ.K.ローリングが投稿したツイートの内容がこうした人々の存在を否定するものだとして、大きな批判を呼んでいる。

週末のツイートが大炎上
J.K.ローリングが自分の名声を台無しにするのに一番てっとり早い方法は、ツイートかもしれない。米誌「フォーブス」は、「J.K.ローリングはツイートするごとに自らの遺産を破壊している」と題する記事を掲載した。

同誌のポップカルチャーコラムニストは『ハリー・ポッター』シリーズで知られる有名女性作家J.K.ローリングが投稿した一連のツイートを批判する。発端は6月6日に人道支援活動専門のメディア・プラットフォーム「Devex」に掲載された「オピニオン記事:コロナ後の社会を生理がある人々にとってより平等なものにするために」という記事だ。

この記事の「生理がある人々」という言い方は、体の性は女性だが本人の性自認(心の性)は男性である「トランス男性」(体は女性なので生理がある)も生理に関する保健衛生の問題に関係があることを示すために使われたものだ。この記事を引用しながらJ.K.ローリングは次のようにツイートした。

「“生理がある人々”とあるけど、そういう人たちを指す言葉があったはず。誰か思い出すのを手伝って。ウンベン? ウィンパンド? ウーマッドだっけ?」

J.K.ローリングはここで、「女性」(ウィメン)という言葉を忘れたふりをしている。そうして、「生理がある人」という表現を使うのではなく「女性」(ウィメン)という言葉を使うべきだとほのめかしているのだ。

包括的な表現をわざわざ否定したこの発言は、生理があるが性自認は男性であるトランス男性の存在を否定するものだとして、大きな批判を呼んだ。
この最初の発言のあと、「彼女のアカウントは突然“TERF”(ターフ)を批判する言葉であふれた」と「フォーブス」誌は報じている。「TERF」(ターフ)とは、「trans-exclusionary radical feminist」の略で、直訳すれば「トランスを排除するラディカル・フェミニスト」だ。この言葉はとくに、トランス女性は男女平等のための闘いや女性専用のスペースに参加すべきではないという考え方を肯定する人々のことを指す。

ターフの人々は、トランス排除の理由を「トランス女性は完全な女性ではないためだ」と説明するが、LGBT活動家や団体からは「トランスフォビア」(トランスジェンダー嫌悪)だとして広く非難されている。

J.K.ローリングは自分がターフに属することは否定しているが、ターフと同じ脅し文句を使っている。「生物学的性が存在しないのなら、同性に魅かれることはない。生物学的性が存在しないのなら、世界中で女性が経験している現実が消し去られてしまう」
ところが、「フォーブス」誌が指摘するように、J.K.ローリングの主張は、実際にはトランスジェンダー活動家たちの考えにあてはまらないものだ。トランス活動家たちは、「生物学的性とジェンダー(社会的に構築された性)を明確に区別している」。つまり、誰も生物学的性は存在しないとは言っていないのである。

繰り返されるトランス嫌悪的言動
ツイートが投稿された週末、J.K.ローリングのアカウントにはLGBT活動家やファンからの批判的なコメントが殺到した。

過去にもJ.K.ローリングは、本の出版後、数年たってから『ハリー・ポッター』の登場人物の同性愛に言及したが、作品中にはそれが明示されていなかったことで批判を受けている。

イギリスの雑誌「ゲイ・タイムズ」はウェブサイトに掲載した記事で「J.K.ローリングのトランス嫌悪発言は何度も繰り返されてきた」と苦言を呈した。たとえば、J.K.ローリングは「トランス女性はドレスを着ただけの男性だ」と決めつけるツイートに「いいね」をし、その後「中年の危機」に起因する誤解のせいだったとして謝罪したことがある。

同サイトはもっと最近の例も指摘する。これもツイッター上での発言だ。マヤ・フォーステーターという女性研究者が、トランスジェンダーの人々の戸籍上の性別変更に反対するために「トランス女性は生物学的性を変更できない」とツイートし、失職した事件があったが、J.K.ローリングはこのとき、フォーステーターを支持する発言をしたのだ。

あまりにも間が悪い失言
現在、ジョージ・フロイド事件をきっかけとして世界中で人種差別反対のデモがおこなわれている。また6月はLGBTの権利向上を目指す「プライド月間」だ。全世界的にマイノリティを支持する社会運動が盛んにおこなわれている中での失言は、とりわけ間が悪いものだったと指摘する声もある。

J.K.ローリングの最初のツイートが『ハリー・ポッター』におけるマイノリティの描写についての議論を引き起こしたのはこのためだ。たとえば、ハリーの初恋の相手である「チョウ・チャン」などのステレオタイプな名前の選択についての議論が巻き起こった。

「インデペンデント」紙は映画でこの登場人物を演じた女優ケイティ・リューングの一連のツイートを報じている。

リューングのツイートはこうだ。「みんな私がチョウ・チャンのことをどう思ってるか知りたい? オーケー、じゃあ、ここで…(スレッド)」
「インデペンデント」紙は次のように分析する。「この名前について意見を言う代わりに、スコットランド出身の女優リューングは、トランスジェンダーの人々や黒人を支援する団体のための寄付をつのるリンクを共有した。このようにして、J.K.ローリングの立場には同意しないことをうまく示したのだ」
さらに、ハリー・ポッター役を演じたダニエル・ラドクリフはLGBTの自殺防止活動に取り組むNPO「トレヴァー・プロジェクト」のウェブサイト上でJ.K.ローリング宛の書簡を公開した。

10年前からこの活動に関わっているというラドクリフは「トランス女性は女性だ」とはっきりと述べた後で、「トランスジェンダーについて一緒に学んでいこう」と呼びかけている。

トランスジェンダー当事者や『ハリポタ』ファン、映画で登場人物を演じた俳優たちの声が作者に届くことを願うばかりである。

Hugo Florent

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J. K. ローリング

2020年06月13日(土) 02時32分21秒

J.K.ローリング、トランスジェンダーを巡る発言での大炎上に対し声明を発表
発言の真意を長文で語る

2020/06/12 Harper's BAZAAR

トランスジェンダーについてのツイートで現在大きな批判を浴びている、『ハリー・ポッター』シリーズの作家J.K.ローリング。注目を集めていた彼女が自身のウェブサイトにこの問題の背景を説明する長文の声明を掲載した。

先週末、ツイッターに「生理がある人々」「女性」について投稿したことでローリングはソーシャルメディア上で多くの人たちの怒りを買い、論争を巻き起こしているところ。

彼女はこのつぶやきに対する批判を受け、「性別がなければ、世界中の女性たちが生きる現実も消し去られてしまう」「トランスジェンダーの人たちを知っているし、愛しているけれど、性別の概念をなくしてしまえば、意義ある形で人生について話し合うこともできなくなってしまう」などと投稿もしている。

こうしたローリングのツイートに反応する形で、その後エマ・ワトソンやダニエル・ラドクリフ、エディ・レッドメインなど“ハリポタファミリー”のメンバーが「トランスジェンダーの人たちを支持する」といったコメントを出している。

ただトランスジェンダーの問題についてのローリングの考えは、過去に受けた家庭内暴力や性的暴行の経験に影響を受けているそう。新たに公表した文章でローリングは次のように語っている。

「私が今こうしたことを言うのは共感を集めるためではありません。これは、私のような経験を持つ大勢の女性たち、“女性/男性専用のスペース”について懸念を持っていることで、偏狂な人間だと中傷されている人たちとの連帯感からの発言です」

ローリングによれば、トランスジェンダーの問題を話題にしたのはスコットランドで提案されている「性別確認証明書」に関する法改正が理由とのこと。この法案は、出生証明書に記載された性別の変更を容易にすることを目指したもので、トランスジェンダーの人たちが医学や精神医学に基づく判断ではなく、その人自身の申告により変更を求めることを認めるものだという。

ローリングはホルモン療法や性別適合手術を受けていないトランスジェンダーの女性たちに女性専用スペースの使用を認めることに反対している。

「自分が女性だと信じている、またはそう思っているすべての男性に対して(女性用の)バスルームや更衣室のドアを開くことは、中に入りたいと思うあらゆる男性に対して、そのドアを開くことになります――手術もホルモン療法も必要とせずに、性別確認証明書が発行されるようになろうとしているのです。いたってシンプルな事実です」

一連の批判は、ローリングが20代の頃に受けたひどい性的暴行の記憶を呼び起こし、彼女は今、それらを頭の中から追い出すことができなくなっているそう。そして同時に、政府が女性と少女たちの安全に対して無責任な行動を取ろうとしていることに怒りと失望を抑えきれない気持ちになっているという。

ローリングに対する批判がこれでやむことになるのかどうか、この先も気になるところ。

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J. K. ローリング

2020年06月13日(土) 12時16分24秒

『ハリポタ』作者J.K.ローリングのトランスジェンダー差別発言に対し、映画に主演したダニエル・ラドクリフらがトランスジェンダーを擁護する声明を発表
記事日付:2020/06/12 OUT JAPAN

 『ハリー・ポッター』シリーズの作者として知られるJ.K.ローリングがトランスジェンダーを揶揄する発言をして炎上し、映画『ハリー・ポッター』シリーズに主演したダニエル・ラドクリフらがこれを批判し、トランスジェンダーを擁護するコメントを発表しました。
 
 6月6日、人道支援メディア「Devex」が「オピニオン記事:コロナ後の社会を生理がある人々にとってより平等なものにするために」という記事を掲載しました。この記事の「生理がある人々」という言い方は、性別適合手術を受けていないトランス男性も生理に関する保健衛生の問題に関係があることを示すために使われたものです。この記事を引用しながらJ.K.ローリングは「“生理がある人々”とあるけど、そういう人たちを指す言葉があったはず。誰か思い出すのを手伝って。ウンベン? ウィンパンド? ウーマッドだっけ?」とツイート。「ウィメン(女性)」という言葉を忘れたふりをしながら「生理がある人」ではなく「女性」という言葉を使うべきだと揶揄したのです。 
 この投稿に対し、6月9日までに約3万件のコメントがつきましたが、そのほとんどが批判的なコメントでした。

『フォーブス』誌は「彼女のアカウントは突然“TERF”を批判する言葉であふれた」と報じました。「TERF(ターフ)」とは「trans-exclusionary radical feminist(トランスジェンダーを排除するラディカル・フェミニスト)」の略で、特に「トランス女性は男女平等のための闘いや女性専用のスペースに参加すべきではない」と主張する人々のことを指します。ターフは、トランス排除の理由を「トランス女性は完全な女性ではないためだ」としていますが、LGBTコミュニティからは「トランスフォビアだ」として広く非難されています(日本でもお茶の水女子大がトランス女性の入学を認めて以降、ターフが活発化している現状があります)

 J.K.ローリングは10日、自身のブログであらためてトランスジェンダーについての意見を表明し、「生物学的性が存在しないのなら、同性に魅かれることはない。生物学的性が存在しないのなら、世界中で女性が経験している現実が消し去られてしまう」と述べました。
 彼女は、自分はターフではないとしていますが、主張していることの内容はターフと同じです。「生物学的な性別は存在しない」とは誰も言っていません。生物学的な性別も存在するし、性自認や性表現という(社会的な側面を持つ)ジェンダーのありようも独立して存在していること、そして、出生時に割り当てられた性別とは異なる性別で生きたい(本来の自分の性別を取り戻したい)と望む人たちの権利が尊重されるべきである(人権である)ということを理解できていないのです。
 
 過去にもJ.K.ローリングは、「トランス女性はドレスを着ただけの男性だ」と決めつけるツイートに「いいね」をし、その後「中年の危機」に起因する誤解のせいだったとして謝罪したことがあります。また、マヤ・フォーステーターという女性研究者が、トランスジェンダーの戸籍性別の変更に反対するため「トランス女性は生物学的性を変更できない」とツイートし、失職した事件がありましたが、J.K.ローリングはこのとき、フォーステーターを支持する発言をしていました。
 
 映画『ハリー・ポッター』シリーズで長年にわたってハリー・ポッター役を演じてきたダニエル・ラドクリフは(ソーシャルメディアの公式アカウントを持ってないため)LGBTの自殺防止に取り組む団体「トレヴァー・プロジェクト」のblogに寄稿しました。
「僕がJ・K・ローリングと喧嘩状態になっていると思い込みたいメディアの報道をいくつか見かける。そういった報道は別に僕と彼女との仲違いとかいう問題でもなく、今大切なものとは何か、という話でもない。彼女は僕が歩んだ人生において相当の責任を負ってるわけだけど、過去10年間トレヴァー・プロジェクトと活動する栄誉にあずかった人物として、そしてまたひとりの人間として、今回の件について発言せずにはいられない気がしている。
 トランスジェンダーの女性たちは女性なんだ。これに反する他のどんな声明もトランスジェンダーの人たちのアイデンティティと尊厳を消し去ってしまうものにほかならず、こういった問題について彼女や僕よりはるかに経験のあるプロフェッショナルや専門的機関から与えられるどんなアドバイスにも反するもの。トレヴァー・プロジェクトによれば、トランスジェンダーやノンバイナリーの若者の78%がジェンダー・アイデンティティのせいで差別の標的にされている。僕たちが彼らをサポートする必要性はこのことから明らかだ。彼らのアイデンティティをないことにしたり、さらに傷つけたりするのではなく。
 僕はまだより良いアライになるためにまだ勉強中の身だ。だからもし僕と一緒にトランスジェンダーやノンバイナリーのアイデンティティについてもっと学びたかったら、ぜひトレヴァー・プロジェクトの「トランスジェンダーとノンバイナリーの若者たちのアライになるためのガイド」を見てほしい。
 今回のコメントによって傷つき、『ハリー・ポッター』シリーズの読書経験が今回の件によって汚されたり、意味を削られてしまったりする気がしている全ての人たちに対して、真摯にお詫び申し上げたいと思う。あの物語で得た価値観を全て失わないでいてほしいと願う。もしあのシリーズが、愛はどんなものも克服する、この宇宙の中で最も強い力だとあなたに教えてくれたのなら:強さとはダイバーシティの内にあること、そしてシリーズ全体に通底する純粋で教義的なアイデアこそが、弱いグループに対する抑圧を導いたと教えたならば:もしあなたが特定のキャラクターについてトランスジェンダー、ノンバイナリーやジェンダーフルイド、あるいはゲイやバイセクシュアルだと信じているとしたら:そしてあのシリーズに共感し、寄り添い、人生のある時期において自分を助けてくれたことがあるとしたら - あなたの読書体験は真にあなとその本の間だけのことで、神聖なものなんだ。僕個人の意見だけれど、その経験は誰にも触れる権利がないものと考える。あなたがあのシリーズから感じたものが全てだし、今回のコメントによってそれがあまり汚されないでいてほしいと願っている」(日本語訳はELLE ONLINE「ダニエル・ラドクリフ『ハリー・ポッター』作者のトランス差別発言に反論。声明文を日英全文公開」より)
 さすがは10年もの間、LGBT支援に携わってきただけのことはありますね。アライのお手本のようなコメントです。そして、ファンの気持ちも大切にし、自らが作者に代わってお詫びするという殊勝な態度に、誰もが敬意を抱いたことでしょう。素晴らしい声明です。
 オープンリー・ゲイの俳優ジェシー・タイラー・ファーガソンをはじめとするセレブや、多くのLGBT支援団体も、このダニエルの声明を絶賛しています。

 声を上げたのはダニエル・ラドクリフだけではありません。
『映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズの主演を務めているエディ・レッドメインもまた、声明を発表しました。
「トランスジェンダーの人たちに対する敬意は文化的になくてはならないものだ。僕は何年にもわたって学び、それは今も続いている。ローリングと働いた経験を持ち、トランスコミュニティを支持するものとして自分の立場を明確にしたい。僕はローリングの発言に賛同していない。トランスジェンダーの女性は女性であり、トランスジェンダーの男性は男性だ。ノンバイナリーのアイデンティティは正当なものだ」 
「僕はトランスジェンダーのコミュニティを代表して発言することは望んでいない。でも僕の大切なトランスジェンダーの友達や仕事仲間たちがアイデンティティに疑いの目を向けられることにうんざりしていることを知っているし、彼らのアイデンティティはあまりにも頻繁に暴力や虐待に晒されている。彼らは自分の生活を平穏に暮らすことを望んでいる。今こそ、それを可能にするときだ」 
 エディ・レッドメインは映画『リリーのすべて』で、世界で初めて性別適合手術を受けた実在の画家リリー・エルベを演じています(アカデミー主演男優賞にノミネートされたほどの繊細な演技でした。トランスジェンダー女性に接し、学んだり、共感を深めたりしたうえで演技に臨んだことが窺えます)

『ハリー・ポッター』シリーズでハーマイオニーを演じ、世界中から愛されてきたエマ・ワトソンも「トランスジェンダーの人たちは彼らが表明している通りの人であり、常に疑問の目を向けられたり、自分の認識とは違うと言われたりすることなく生きる権利があります」「私のフォロワーの中のトランスジェンダーの人たちに、私も世界中の多くの人もあなたの存在をちゃんと見ていること、ありのままのあなたを尊重し愛していることを知ってほしい」とTwitterに投稿しました。そして、トランスジェンダー支援団体に寄付したことを報告し、プライド月間らしく「ハッピープライド2020。愛を送ります」と締めくくりました。
 
 自身のデビュー作、ヒット作の生みの親であり、恩人であるとも言える原作者のJ.K.ローリングにも「忖度」せず、長年にわたって(黒人などと同様に)差別や暴力にさらされ、命を奪われてきたトランスジェンダーの人々を守るために毅然と声を上げた若き俳優たちに敬意を表するとともに、LGBTコミュニティの一員として感謝申し上げたい気持ちです。

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J. K. ローリング

2020年06月15日(月) 13時31分52秒

【全訳】ダニエル・ラドクリフ『ハリー・ポッター』作者のトランス差別発言に反論。声明文を日英全文公開
大炎上したJ.K.ローリングの「生理のある人が女性」ツイートに異論。謙虚さと連帯感に溢れた声明文を全訳。

By ELLE Japan
2020/06/10

トランスジェンダーやノンバイナリーの若者の78%が差別の標的になっている

I realize that certain press outlets will probably want to paint this as in-fighting between J.K. Rowling and myself, but that is really not what this is about, nor is it what’s important right now. While Jo is unquestionably responsible for the course my life has taken, as someone who has been honored to work with and continues to contribute to The Trevor Project for the last decade, and just as a human being, I feel compelled to say something at this moment.

僕がJ・K・ローリングと喧嘩状態になっていると思い込みたいメディアの報道をいくつか見かける。そういった報道は別に僕と彼女との仲違いとかいう問題でもなく、今大切なものとは何か、という話でもない。彼女は僕が歩んだ人生において相当の責任を負ってるわけだけど、過去10年間トレバー・プロジェクト(※1)と活動する栄誉を授かった人物として、そしてまたひとりの人間として、今回の件について発言せずにはいられない気がしている。

トランスジェンダーの女性たちは女性なんだ

Transgender women are women. Any statement to the contrary erases the identity and dignity of transgender people and goes against all advice given by professional health care associations who have far more expertise on this subject matter than either Jo or I. According to The Trevor Project, 78% of transgender and nonbinary youth reported being the subject of discrimination due to their gender identity. It’s clear that we need to do more to support transgender and nonbinary people, not invalidate their identities, and not cause further harm.

トランスジェンダーの女性たちは女性なんだ。これに反する他のどんな声明もトランスジェンダーの人たちのアイデンティティと尊厳を消し去ってしまうものに他ならず、こういった問題について彼女や僕よりはるかに経験のあるプロフェッショナルや専門的期間から与えられるどんなアドバイスにも反するもの。トレバー・プロジェクトによれば、トランスジェンダーやノンバイナリーの若者の78%がジェンダー・アイデンティティのせいで差別の標的にされている。僕たちが彼らをサポートする必要性はこのことから明らかだ。彼らのアイデンティティをないことにしたり、さらに傷つけたりするのではなく。

I am still learning how to be a better ally, so if you want to join me in learning more about transgender and nonbinary identities, check out The Trevor Project’s Guide to Being an Ally to Transgender and Nonbinary Youth. It’s an introductory educational resource that covers a wide range of topics, including the differences between sex and gender, and shares best practices on how to support transgender and nonbinary people.

僕はまだより良いアライ(連帯者)になるためにまだ勉強中の身だ。だからもし僕と一緒にトランスジェンダーやノンバイナリー(※2)のアイデンティティについてもっと学びたかったら、是非トレバー・プロジェクトの「トランスジェンダーとノンバイナリーの若者たちのアライになる(連帯する)ためのガイド」を見てほしい。

今回のコメントによって読書で得た体験があまり汚されないでいてほしいと願っている

To all the people who now feel that their experience of the books has been tarnished or diminished, I am deeply sorry for the pain these comments have caused you. I really hope that you don’t entirely lose what was valuable in these stories to you. If these books taught you that love is the strongest force in the universe, capable of overcoming anything; if they taught you that strength is found in diversity, and that dogmatic ideas of pureness lead to the oppression of vulnerable groups; if you believe that a particular character is trans, nonbinary, or gender fluid, or that they are gay or bisexual; if you found anything in these stories that resonated with you and helped you at any time in your life — then that is between you and the book that you read, and it is sacred. And in my opinion nobody can touch that. It means to you what it means to you and I hope that these comments will not taint that too much.

今回のコメントによって傷つき、『ハリー・ポッター』シリーズの読書経験が今回の件によって汚されたり、意味を削られてしまったりする気がしている全ての人たちに対して、真摯にお詫び申し上げたいと思う。あの物語で得た価値観を全て失わないでいて欲しいと願う。もしあのシリーズが、愛はどんなものも克服する、この宇宙の中で最も強い力だとあなたに教えてくれたのなら:強さとはダイバーシティの内にあること、そしてシリーズ全体に通底するピュアでドグマ的なアイデアこそが、弱いグループに対する抑圧を導いたと教えたならば:もしあなたが特定のキャラクターについてトランスジェンダー、ノンバイナリーやジェンダーフルイド(※3)、あるいはゲイやバイセクシュアルだと信じているとしたら:そしてあのシリーズに共感し寄り沿い、人生のある時期において自分を助けてくれたことがあるとしたら - あなたの読書体験は真にあなとその本の間だけのことで、神聖なものなんだ。僕個人の意見だけれど、その経験は誰にも触れる権利がないものと考える。あなたがあのシリーズから感じたものが全てだし、今回のコメントによってそれがあまり汚されないでいてほしいと願っている。

Love always,
愛をこめて

Dan
ダン

※1 The Trevor Project; LGBTQの若者の自殺防止に取り組む団体
※2 どちらの性にも属さないと感じている、もしくはどちらでもあると感じている人、「Xジェンダー」と表現することも
※3 自認する性が流動的であること

Translation:Ryoko Oh