4/24(水) 7:55配信 産経新聞

 県内では今年に入り、交通死亡事故が相次いでおり、死者数は50人(22日現在)と1月19日以降、全国ワーストの状態が続いている。特に5月は小学生の歩行中の死傷事故が増える傾向にあり、県警は注意を呼びかけている。

 県警交通総務課によると、昨年、県内で歩行中の交通事故により死傷した人の数は2955人。年齢別で最も多かったのは小学1~2年生に当たる7歳児で、65人だった。

 同課は「ゴールデンウイーク明けの5月は小学1年生が学校にも慣れ始め、事故が増加する傾向にある」と説明。警察庁の集計でも平成26~30年の5年間に歩行中の交通事故で死亡したり重傷を負ったりした全国の小学生は計3276人で、月別では5月の349人が最も多かった。

 県警ではスクールゾーンなどでの登校時間帯の見守り活動を強化するなどしており、同課の担当者は「ゴールデンウイーク中でも部活動などで登校する子供たちは多く、ドライバーは歩行者優先で安全運転を心がけてほしい」と話している。