10日に公開されるジャン・レノの新作映画『エンパイア・オブ・ザ・ウルフ』のクライマックスの舞台、「世界遺産のカッパドキアの建造物を破壊するな」と地元の住民が怒った。


といっても本当の世界遺産ではなく「セット」の象徴として組んだ高さ3mほどの恐ろしい形相をしている石造のことだ。そのできのよさに地元の人はすっかり畏敬の念をいだき、まるでその石造が元からそこにある世界遺産かのようにあがめていた。


しかし、「セット」は映画の撮影の終わりとともに撤去される運命。とり壊しのときは、撮影スタッフがまるで世界遺産を破壊するかのような抗議を受けた。なかには祟(たた)りがあると言い出した住民もいたとか。


日ごろ、世界遺産という重要な財産を守っている住民だからこそそのような発言が自然に出るのも無理はないだろう。
(FLiX)


むふふ。おマヌケな地元住民ですな。