5月9日からJRE銀行(JREバンク)の口座開設がスタートしました。
初日は、口座開設申し込みが殺到していったん申し込みの受付は終了したそうですが、その銀行サービスについて分析してみたいと思います。
乗車券の割引サービスなどが大々的に広報されていますが、ここでは、銀行機能そのものの使い勝手について、冷静に見ていきたいと思います。
1 金利
・普通預金…0.02%
・定期預金…0.02%(3、6ヶ月、1年)
楽天銀行とほとんど同じです。
証券口座を開設するマネーブリッジを使えば、楽天銀行が大きく上回ります。
ちなみに、三菱UFJは、
・普通預金…0.02%
・定期預金…0.025%(3、6ヶ月、1年)
です。
メガバンクより金利が低いネット銀行って…
2 振込手数料(税込み)
1回あたり145円。JRE銀行間、楽天銀行への振込は無料。
ここも楽天銀行と同じです。
3 ATM手数料
・ビューアルッテ…引出は無料、入金はできない!
・セブン、イオン、eネット、ローソン銀行、三菱UFJ、みずほ、ゆうちょ
入金:3万円以上は無料、3万円未満は220円から275円
出金:220円~275円
ただし、入出金は、残高10万円以上などで月1回、50万円以上で月2回無料
という感じです。
全体的に見ると、金利の点では、ほかの銀行と比べて、全く優位性がなく、ATMでも、ビューアルッテでは入金ができず、提携ATMで入金しようとしても、3万円未満だと200円以上の手数料がかかるとなると、他の銀行に比べて劣っているといわれてしまう気がします。
銀行としての機能そのものを分析すると、個性はありますが、ネット銀行と比較すると、物足りない、というより、かなり残念な感じです
やはり、JRE銀行は、銀行そのものの力で勝負するタイプの銀行ではなく、関連するサービスを売りにするタイプの銀行だということになるでしょう。