離婚経験 17.父が発した言葉 | 熟年離婚 夫のその後

熟年離婚 夫のその後

熟年離婚を経験し、当時高校生の子供二人と再出発。
現在、新しいパートナーと生活。経験から、夫婦カウンセラー・行政書士資格を取得しました。

17.父が発した言葉

 

 週末の夜に父に相談する

 

 いまの家は、2世帯住宅で1Fがわたしの親が住み、2Fはわたしたち家族が住む

 母親はすでに亡くなっていて、父親だけがひとり気ままに好きなことをして暮らしている

 

 すでに、離婚して前妻が家を出ていることは話している

 その時には、じっと黙ったまま何も言わなかったが

最後にひとこと、「孫たちは大丈夫か」と心配した

 

 1Fと2F 上と下なのに、ほとんど顔を合わすこともなく

父親と話すのは、離婚した話しをして以来になる

 離婚の財産分与で、賃貸に出していた家を前妻に渡すことにしたこと

 慣れない家事をして苦労していることなどを話したうえで

「生活もなんとか落ち着いてきたのだが、経済的に厳しい状況なんだ」

「いくらか助けてもらえないか…」

 

 父親はひとり気ままに暮らしているとはいえ、すでに年金生活

 息子として、親に援助してもらうとはとても言いづらかったし、本当に心苦しかった

 父親は「わかった」と言った

 

 そのあと続けて、「前妻は、おまえと別れる前に、別に男がいたな」

 

「はっ?」 何を言っているのか

 

「間違いない。おれは見たからな」

 

「はっ?」 何を言ってんだ(二度目…)

「どこで見たんだよ。見たときになんで私に言わなかったんだ」

 

「……」

 

 答えられないじゃないか。身勝手な思い込みに違いない

仮に、別に男がいたとしても

 

 すでに離婚している

 なにも変わることはないし

 戻ることもない

 

 理由がなんであろうと、もう関係ないんだよ!

 

 なぜか、とても嫌な気分になった

 

さらに、2Fに上がると電話が鳴り出した

 

…続く… 

 

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