ネパールの観光地といえば、ポカラ!カトマンズに続いて、観光客が多く訪れる町です。でも、大人気のぽからですが、特に面白い観光名所はないんですよね。ポカラにあるのは、ヒマラヤ山脈とフェワ湖。ヒマラヤ山脈があれば十分なんですが。


ポカラはフェワ湖とヒマラヤ山脈にはさまれた町というと、ちょっとオーバーかもしれませんが、そんな感じです。ポカラは標高800m。そこから8000m級の山を見上げます。「迫ってくるような迫力」はさすがにないですが、でもアンナプルナ連峰をキレイに見ることができます。マチャプチャレはポカラのシンボルとも言えるでしょう。


ポカラでは、観光というよりのんびりするのが良いと思います。フェワ湖の湖畔で美味しいコーヒーやビールを飲みながら、ヒマラヤ山脈を眺める。これがポカラの正しい過ごし方。好きな本を片手にヒマラヤ山脈を眺める、好きな音楽を聴きながらヒマラヤ山脈を眺める。こういうゆっくりとした過ごし方が良いと思う。


また少し早起きしてタクシーでサランコットまで行き、日の出鑑賞というのも良い。タクシーでたった30分程度だが、サランコットまで行くとヒマラヤの迫力が違ってくるので、おすすめです。タクシーで行くことができるという気軽さも良いですね。


そのほか、パラグライダーなどのアクティビティもありますので、挑戦してみてください。ポカラについては、また次回の記事でも紹介したいと思います。

今日は、ナガルコットのことについて書いていきます。


ナガルコットは、標高約2200mにあるカトマンズ近郊のヒマラヤ山脈の展望台。カトマンズからは、ほとんどヒマラヤ山脈が見えないので、カトマンズから最も近い場所でヒマラヤを見るなら、このナガルコットに行くのがよいだろう。


ナガルコットは、山のリゾート地といった雰囲気。高級ホテルもある。ゆっくりヒマラヤを眺めながら過ごすには、最適の場所だ。また、周辺をミニトレッキングできるので、カトマンズから1泊2日のトレッキングに行き、ナガルコットに宿泊して、日の出とヒマラヤ山脈を眺めるコースが人気である。そこまで本格的なトレッキングはしたくないけど、ちょっとは体験してみたい!時間はないけど、トレッキングしてみたい!という人は、お勧めである。


また、このナガルコットは外国人観光客だけでなく、地元ネパール人にも人気の場所。家族連れやカップルの姿も多く見られる。ネパールでは、あまり男女交際が公にできないこともあるので、そんな時は親に内緒でカトマンズのカップルがナガルコットに来るそうだ。ヒマラヤ山麓でのデートは、ちょっとロマンチックである。きっと2人の愛も深まることだろう。


カトマンズからは車で1時間半程度だが、途中から山道に入るので、車酔いしやすい人は、酔い止めを呑んでおくことをお勧めします。結構酔います。ネパール人運転手は、ちょっと運転が荒いので、あらかじめ「ゆっくり丁寧に運転してね!」と頼んでおくと良いかもしません。せっかくヒマラヤを見に行ったのに、ゲロゲロしていたらもったいないですからね。

今日は、チャング・ナラヤンのこと。


チャング・ナラヤンとは、カトマンズ盆地内にある寺院のこと。なんと、そのチャング・ナラヤン寺院は世界遺産にも登録されている立派な由緒ある寺院である。それなのに、なんとも地味で悲しい扱いを受けているようです。色々な旅行会社のカトマンズ世界遺産巡りツアーのようなものでも、「カトマンズダルバール広場、パタンダルバール広場、バクタプルダルバール広場、ボダナート、パシュパティナート、スワヤンブナート」を巡るものが多いんです。チャング・ナラヤンは入っていません・・・。悲しい現実です。


バクタプルからちょっと脚を伸ばせばいける場所にあるのに、なんとも悲しい扱いを受けているチャング・ナラヤン。寺院は、323年に始まったといわれています。その都度改修などされてはいますが、日本の法隆寺よりも古いんですよ!!!そう思うと結構凄い寺院だと思うんですが。


それに小高い丘の上に立っているので、晴れていればカトマンズ盆地を見渡すことができますよ。こういうポイントも、結構良いと思うんですが。


そんな古い由緒ある寺院でも、おそらく観光客数はダクシンカリにさえ負けていると思います。ちなみに、チャング・ナラヤンはヒンドゥー教の神様であるナラヤン神を奉っているところ。ナラヤン神とはビシュヌ神の化身です。ヒンドゥー教の神様は、色々化身があるので、覚えるのがたいへんです。


チャング・ナラヤンをもう少しメジャー化することはできないでしょうか???寂れたチャング・ナラヤンもいいのでしょうが。でも、世界遺産なのにちょっとかわいそうかなぁとも思います。

ネパール中央部にある、ゴルカという小さな町。ここは、緑豊かで、美しい町である。丘の上からは、マナスル(8163m)をはじめとするヒマラヤ山脈を遠望することもできる。この美しい小さな町は、現代のネパールではそれほど重要な町ではないが、歴史を見ると重要な町であることがわかる。


このゴルカは、シャハ王朝発祥の地である。シャハ王朝とは、2008年まで続いたネパール王国を支配してきたものである。ゴルカから発祥したシャハ王朝は18世紀にカトマンズの3王朝(マッラ王朝)を滅ぼしたのだ。もっとも2008年にネパールは王制から共和制へと移行したが。ちなみに、もちろんシャハ王朝の末裔(前国王やその家族)は、健在である。


そんな歴史のある小さな町ゴルカは、首都のカトマンズから車で4~5時間ほどだ。車をチャーターして行くなら、ポカラへの途中に寄っても良いだろう。小さな町なので、宿泊までする必要はない。


この町の見所はやはり、ゴルカ王宮である。丘の上にあるゴルカ王宮は、寺院も併設されている。バザールを見ながらゆっくりと丘をのぼり、ゴルカ王宮まで散歩するのが良いだろう。


世界に名だたる最強戦闘集団イギリス軍グルカ兵は、このゴルカ周辺の出身者が多い。グルカという民族名や地名はないが、ゴルカやこの周辺に住むグルン族が語源になっていると言われている。

ネパールのちょっとマイナーな観光地をご紹介したいと思います。





今日のマイナー観光地は、マナカマナです。ネパールの首都カトマンズとネパールの第二の観光地であるポカラの中間に位置するマナカマナには、ヒンドゥー教寺院があります。大願成就の女神を奉っており、ここで願い事をするとよく叶うと評判です。そのため、ネパール全国から参拝客が多く訪れます。天気がよければ、境内からはマナスルなどのヒマラヤ山脈がきれいに見えますよ。





マナカマナは山の上にあり、歩いて山を登ろうとすると3時間以上かかってしまいます。ところが、1998年にネパール唯一のケーブルカーができたので、これに乗れば10分ほどでマナカマナ寺院に到着できます。





車をチャーターすれば、カトマンズからポカラへの移動の途中に立ち寄ることができます。ぜひ一度マナカマナ寺院を訪れてみてください。そして、願い事をかなえてもらいましょう。周りのネパール人参拝客を見て、真似をしながらネパール式で参拝してみましょう。ヒンドゥー教徒だけでなく、外国人にもご利益はあるはずです。



ポカラへの道すがらにちょっと立ち寄れるという気軽な感じがいいですよね。私は、マナカマナという名前もかわいくて好きです。わざわざ行くとちょっとたいへんですが。どうせなら、色々なネパールを見に行きましょう!!!