白南風の詩-201104140815000.jpg

昨日は、上野へレンブラント展を愉しんできました。

本当は、
「素敵な作品を2人静かに楽しみ、桜並木で百人一首を唱えながら、耳元にキス。夜は池袋のバー『夜警』で瞳に乾杯」作戦の予定だったのだけれど、
誘う相手もいない、懐も寂しいで、
結局、先日買ったバタールにハンバーグとピクルス挟んで、紅茶を水筒に入れてのお一人様。


レンブラント展は、あまり下調べしていかなかったのおかげで、
少しびっくりしてしまった。
だって、版画ばかりだったんですもの。

懐かしい響きの「エッチング」という手法のものが多かったようで。
作品が楽しいのもさることながら、和紙が使われていた事にも驚きがあり、充実した展示会だった。

数々の作品を見ていてふと思ったのは、
電気のない世界ってのは、こんなもんだったなと。

窓からの日差し、その光と室内の暗闇。

自然の暗闇の濃淡。

あんまり気にした事なかったなぁ。
今日びの節電活動が頭をよぎる。
駅も電車の中も困らない。
このままでいいよな。


光と闇。
常に両方あってこそ、世界は世界らしくなれるような気がして。


光は色々をあからさまにするから、いちいち体面的な事や言い訳を考えなくちゃならないなんて事もしばしば出てくる。

もうすでに、人間はダメな生き物だって分かってる事じゃない。
他人見ても、自分見ても。


「清く正しく美しく」なんてのを光の下に据え置こうとすると、
人間としての闇が隅っこの隙間に入り込んでしまって、
知らないうちに心の闇のくさびになっちゃう。


清濁合わせもっての人間って事をしっかり認識して、
その向こう側にある寛容さを大切にしなくちゃね。

上野で昼間に花見をしている人達はどう考えているんだろう。

物理的にも精神的にも、毎日起きる体感しない地震のように、
ずっと前から日本は水際ですよと言いたくもなる。

今に始まった事ではなく。

次世代を担うべき20代前半が、揺れると全く動けず「あたし停電なんて本当にキライ!原発なんてアタシに関係ないし!」なんて言うのを聞くと、
我々、少しばかりの年上でも罪を感じます。

そんな事を考える1ヶ月。

昨日は芸術による潤いと桜吹雪によるどことなく少し寂しげな賑わいを感じた日でありました。


桜吹雪と闇と光。

なんとも言えぬが、少しだけ別の前進を迎えた日でありました。
【アースアワー】節電・省エネを通じて被災地を応援しよう!

WWFから結果報告のメールが来た。

2011年3月26日午後8時30分に、世界中の人たちがそれぞれの国の時間で消灯を行なった。

温暖化の防止を求める意思を示すイベント「アースアワー」。
日本では、被災地を支援するた
めの節電・省エネを呼びかける目的もあった。

日本国内参加者は、WWFのサイトに登録した人達だけで、4,197
人の個人、292の企業・団体、9の自治体が参加。


中には、被災地からの参加した人達や、停電しているけれど参加した人達もいたらしい。

日本に続いて、香港、北京、デリー、モスクワ、南アフリカ、
ヨーロッパ諸国と、地球の自転と共に、世界中を回ったアースアワー。

全てが終わるのは、南太平洋のサモア諸島が午後9時30分で日本時間で3月27日午後5時30分だったそうだ。


以下は、「Earth Hour 2010」に参加した主なモニュメント達。


原爆ドーム、および広島城(日本、広島)
東京タワー(日本、東京)
エッフェル塔(フランス、パリ)
エンパイア・ステート・ビル(アメリカ、ニューヨーク)
金門橋(アメリカ、サンフランシスコ)
バッキンガム宮殿、およびロンドン塔(イギリス、ロンドン)
エジンバラ城(イギリス、エジンバラ)
ブランデンブルグ門(ドイツ、ベルリン)
アクロポリス神殿(ギリシャ、アテネ)
コロッセオ、およびトレビの泉(イタリア、ローマ)
ピラミッド、およびスフィンクス(エジプト)
ビクトリア滝(ジンバブエ)
オペラハウス(オーストラリア、シドニー)
CNタワー(カナダ、トロント)
インド門、およびレッド.フォート(インド、デリー)
ブルジュ・ハリファ(アラブ首長国連邦、ドバイ)
ボスポラス・ブリッジ(トルコ、イスタンブール)
キリスト像(ブラジル、リオ・デ・ジャネイロ)
テーブル.マウンテン(南アフリカ、ケープ.タウン)
鳥の巣スタジアム(中国、北京)
台北101(台湾、台北)
バンコク王宮寺院(タイ、バンコク)
マーライオン(シンガポール)
独立記念塔(メキシコ、メキシコシティー) ほか


こんな機会もあって、初めて参加したけど、
僕もだいぶ意識が変わったんだなぁと感じる。


発想が飛びすぎて、
先日、アウトドア用に鉈を買い、
本棚から引っ張り出したロープワークの本と一緒に避難リュックに詰め込んだ。


ほどほどに、と自分でも思うが
祈りの気持ちは忘れない。


傍らのラジオからは、
日本の為に行なわれた台湾でのチャリティー番組の様子を紹介するパーソナリティーの涙声が聞こえる。


さぁ、布団を被ろう。
熱い熱い棒に水をかけに

僕は行きたい

水を汲みに

僕は行きたい

毛布をかけに

僕は行きたい

泥をすくいに

僕は行きたい

ラジオを届けに

僕は行きたい

手を合わせに

僕は行きたい

笑顔を見せに



でも、僕が一番行きたいのは

娘の側に


どうか神様、こんな我が儘を許して下さい。


どうか僕に罰をお与え下さい。


どうか、どうか、お願いします。