*こちらの話は、5本の色が違うバラの花言葉から連想してつくった物語です。シリーズですが、お話自体はつながっていません。どの話からでも、単品でもケンチャナヨ♪だと思います。あっ、でも全部の話がウニョク中心になっていますのであしからず。
今回は
キュヒョクです。以前彼ら+リョウク氏が旅行に行ったのをモチーフにして妄想してみました。あいかわらずラブラブカップルではない感じです汗
大丈夫な方はどうぞ↓↓
オレンジのバラ ~気さくで気取らないあなたへ~
久しぶりにSuper Juniorとしてアルバムを発売し、歌番組やバラエティの仕事に追われる日々もようやく終わった。
メンバー全員に何日かの休暇が与えられ、俺は人目を気にせずゆっくり旅行ができるヨーロッパ旅行を計画していた。噂になると困るので一応こっそり計画していたのだが、なぜかギリシャに行くことを知っていたリョウクが『僕も一度行ってみたかったんだよねー。あっ、そーだ!僕も一緒に行っていい?どうせ1人でこっそり行こうと思ってたんでしょ?・・・・なんならヒョクチェヒョンも誘ってさ☆』可愛らしい顔をしているが有無を言わさないぐらいの気迫で勝手に話を進み、結局俺とリョウク、それにちょうど予定がなかったヒョクチェヒョンの3人で行くこととなった。
本当は1人で気ままに有名な建造物や風景、ワインなんかを楽しもうと思っていたのだが、やっぱりなんだかんだ言ってもこの2人は一緒にいても気楽だから楽しい旅行になった。
今日はショッピングなんかを楽しもうと街に出た。変装をしていなくても人に囲まれることなくゆっくり買い物ができて大満足だった。特にヒョクチェヒョンと一緒だったからもしれない。あの人けちだから安くてもおしゃれな物だったり形のいい洋服を見つけるのがうまい。いろいろヒョンにアドバイスされながら自分でもいい買い物ができたと思う。
何個かの買い物袋を持ちながら気分よく街を散策していると、ついさっきまで隣にいたヒョクチェヒョンが見当たらない。
まさかっ、迷子!?と一瞬慌てたが数十メートル後ろにあったジェラートのお店の前に立っているヒョンが見えた。
わざわざ来た道を戻って呼びに行くと、ヒョンはぼーっと店内を眺めていた。その視線は明らかにでかでかと書かれているメニューをたどっている。
「ちょっと、ヒョクチェヒョン!いきなりいなくなるから迷子になったかと思って焦りましたよ!!って・・・・ちょっとヒョン聞いてますか!?ヒョン、ヒョン!っヒョクチェ!!!」
なんの反応も見せないヒョンに苛立って耳元で叫ぶと、やっとこちらを向いた。
「聞こえてるって。そんな大声出すなよ。ってか見てみろよ、あれ!なんて書いてあるか読めないけどすっごいおいしそうなジェラートがあるんだ。読める?」
「ならちゃんと返事してくださいよ。・・・あれですか?えーと。」
なれないギリシャ文字をトラベルブックを見ながら調べるとどうやら彼が言っているのはバラ味のジェラートのようだ。そう伝えると『俺、バラ味なんて食べたことない!食べたい!!おい、キュヒョナ。奢れよ』と当然のように言ってきた。
なぜ僕が奢らねばならないんですか。どっちかっていうと年上のヒョンが僕に奢るべきでしょ。
口から出かかった正論は、今日1日の彼の行動に免じて我慢する。本当は各自で自由に行動するはずだったのにこうして自分の買い物に付き合ってくれているヒョクチェに今日ぐらいは文句も我慢して黙って奢ってやろう。
「あっ、呼び捨てにすんなよな!!」
心の声が聞こえたんだろうか
「さっき耳元で叫んだろーが。」
あぁ、違ったみたいだ
中はおしゃれな雰囲気で店内でも食べれるように席が用意されていた。歩き疲れた足を休めるのにちょうどよかったのでここで少し休憩することにした。とりあえず自分の分のカプチーノを頼み、ヒョンは何がいいのか聞くとまだ悩んでいた。どうやらバラ味は同じバラ味でもいろんな色の種類があるらしくどの色にするか子供みたいにウンウン唸って迷っているヒョンは無視してオレンジのバラ味のジェラートを勝手に頼んだ。
席に着いても『なんで勝手にしたんだよ!俺、ピンクと青色で迷ってたのー!!』なんてまだぐちぐち文句を言う年上に『俺の奢りなんですけど、なにか?』と睨みをきかせながら強めに言うと、ようやく静かになった。
シュンとしながら、でもしっかりとジェラートをバクバク食べているヒョクチェヒョンを流し見てこっそり笑う。自分よりも年上なのになんでこんなにも子供っぽいんだろう。
たまにわがままで無邪気で騙されやすくて態度がすぐ顔にでる頼りないヒョン。でも自分はそんな彼が嫌じゃなくて。
ヒョクチェ、知っていますか?オレンジのバラの花言葉の意味。
それはね 信頼
今でも覚えています。
あの事故のあった日、何も見えない聞こえない真っ暗な闇の中にいた僕の側にあなたはすぐに来てくれたこと。ピクリとも動かせない手をそれでもあったかい手でぎゅっと握ってくれて自分も怪我しているのに僕の名前をずっと呼んでくれていたこと。喉が張り付いたみたいにひゅーひゅーと息の漏れるような音しか鳴らなくて返事はできなかったけどちゃんと聞こえていました。暗闇の中にいてもその声が聞こえていたからちゃんと戻ってこれたんです。
今までだって、いつもは頼りないけど肝心な時は別人みたいに男らしくてかっこいいのはちゃんと知っていますよ。
いつも素直にできなくていたずらばっかりしちゃうけど、今この時は少しでもこの思いがバラの香りのするオレンジのジェラートからヒョクチェに伝わりますように。なんてね
まぁ、食べるのに夢中で口のまわり、鼻の先っちょにもべたべたジェラートがついているあなたには無理ですよね。
・・・・・・ハァ
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Happy Birthday to Kyuhyun !!☆彡 君に幸あれ^ ^