僕自身は、学部卒で、採用試験に合格してそのまま教員に就職した。

 

教育系の大学では、院には行きたいと言えばだれでも行けるという感じだった。

現に僕と同じ時に採用試験を受けて不合格になった同級生がいる。

その後、ある市の教育長になったその同級生は、院生になったのだが、途中2年に上がる時に採用試験に合格し中退して教員になった。(こんなこと書いていいんかな?)

教員になることのほうが、大学院を修了することより優先されていた。

 

教員になりたい人は、大学院まで行ってする人は少なかったようだ。

 

 

そういう時代を経験しているだけに、大学院を卒業した教員には奨学金の返済を免除するという規定は何か変な感じだ。

僕らの時代とは大学院に対する感覚が違うのだと思う。

ただ、採用試験に失敗した人間のほうが優遇されるという感じ(僕の感覚で)がどうも納得いかない。

 

教員を増やすなら、昔のように教員になって何年か教職に就けば全員免除になるようにした方がいいと思う。

 

多分、この規定、オーバードクターを、兵糧攻めをすることで小中高校に向けようとする政策だとしか思えない。

 

ただ、オーバードクター、本当に教員として有効なの?