定年退職で先生をやめた。

一応校長からは軽く嘱託の説明は受けたのだが、この時大学へ再入学することを公言していたので更に説明はなかった。

非常勤の時間講師は言われたのだが、それも受けなかった。

退職1年前の夏休みに、心臓のカテーテル手術を受けて予後もよく、それ以前に比べて元気になっていた。

ただ、教員がみんな感じているように仕事がきつくなってきた。

評価の仕方に時間がかかる。

それとややこしい。

今まで以上の客観性を持たすために資料を整理しなければならなくなった。

仕事自体がそれまで余裕があったわけではないので、さらに増えた負担で一寸しんどくなった。

定年退職までならば給料は結構高く、ボーナスも手取り100万円ぐらいあったので、やめられませんなあ(笑)と彼女に言っていたものだ。

それがなくなる。

仕事をする必要のない中での仕事。

それなりに仕事が減るのだと思う。

一区切りのついた中でまあいいかという感じだった。

同年代で続けている人は支援学級のほうで頑張っておられる方が多い。

またそれについて勉強なさっていることをすごいと思う。

 

資産を計算したら、年金をもらえば100歳ぐらいまでは何とかなりそうな貯金もある。

子供に手がかからない。

そして住むところもある。

そういう意味で気楽になった。

 

大学へ2年間(編入)通ったのだ。

若い子たちとも話ができたり、自分の通っていた時代、学部と違った大学をしっかり感じさせてもらった。

とにかくそれからはコロナの前まで月に1回のペースで日本国内を宿泊しまくった。

彼女との旅行を頻繁に繰り返している。