今は昔。日韓カップルに憧れる時代もあった。

オルチャン(死語)やK-POPアイドル、韓流とか、俗にいう〇〇ペンなど。

 

きっと私も、その中に属していたんだと思う。

おっぱなんて単語はもう二度と私の口から発することはないだろう。

 

 

気づけば、韓国籍の相方を持ち、韓国で暮らしている。

なんなら、子育てまでしている。これが現実。

 

 

日本でのキャリアも諦めた。

むしろバリキャリなんて道が自分に合ったのかも謎。

 

韓国でのキャリアがあるワケでもない。

現実は自宅警備員だ。

 

どりらかというと社会不適合者よりの人間だと思う。

 

 

毎朝、1分置きに刻まれた爆音のアラームで8度寝をかまし、

朝から頭の中をフル回転させて、

冴えないつるつるのシワさえないであろう脳みそを

日本語モードから韓国語モードに切り替えて

 

日本人のプライドとアイデンティティは忘れないように

朝から服装だけは着飾って

お子の登校のお供をする。

 

すれ違うママ友に

長年の韓国生活で極められた発音のアニョハセヨと

朝から精一杯のほほ笑みを添えて。

 

 

 

お子を無事に送り届けてからは、

ママ友に見つからないように幸薄く、影薄く

BGMだけは爆音で速足で帰宅する。

 

 

 

こうやって毎日が始まる。

そして何も起こらない現実が過ぎていくのを受け止める。