報道の役割はセンセーショナルな映像を流すことではなく、被災者に必要な情報が届けること。

・どこに避難所があり、その物資、施設が何があるのか。

・自衛隊や支援団体がどこにいつ来るのか。

・誰がどこで誰を探しているのか。

もうすでに1995年にサンテレビは神戸の震災の中、手探りで一週間ちかくぶっ通しで通常放送をすっとばして情報を流していた。

 

資本も器材にも優れる在京のマスコミにできない筈ないじゃない。

半分怒りの気持ちで、各局のご意見欄に書いた。

私以外に沢山同じような意見があったと思う。

ようやくNHKさんがそういう報道を始めてくれた。

※こういう情報につけ込んで悪事を働く連中は実刑、厳罰に処する立法措置を講じるのは政治家の責務だ

 

警察が、消防が、自衛隊が発災直後から続々駆けつけている。

日頃、公益を標榜するのならばメディアもその役割を果たすべきだ。

 

 

 

よくスマホがあれば分かるだろうという情報も、お年寄りには届かない。

若くITに強くても探している場合じゃない局面も多い。

片付けなどの作業しながらでも音声で聞こえ、振り返ってみれば映像で確認できる。

これこそネットにはないテレビ、ラジオの強みじゃないか。

被災地から遠い人の興味を満たすのが役割じゃない。

自治体は以外とこういう時に慌てて、こういう周知広報が必ずしも得意じゃない。

こういうのはメディア側から必要な情報を引き出してあげて欲しい。

 

ローカルメディアが被災して発信力が充分でない場合も多いし、全国では関係ない情報かもしれないが、こういう情報大事なんだ、こういうことで困るんだって被災地以外の人間も学習するし、ちょっとはジブンゴトとして感じることができる。

(通常の報道は誘導は御法度だけど、防災情報は別、昨今のメディアの姿勢をみるとあべこべになっている気がするよ)

 

災害にかぎらないぞ、コロナ報道や国民一般が知った方がいいときにはそういう配慮が必要じゃないかな。

公共の電波を占有している以上はね。


あと、被災地に入る報道関係者は、是非、食料品等の支援物資を必ず持参して置いてくる。数分でいいから作業を手伝うのは個人レベルでやっておられるかもしれませんが、是非、ルール化して必ず実施されるよう願います。


 

日頃はのんびりと穏やか、ずっこけた内容を心掛けています。

しかし神戸の震災で友人を亡くしている身をとしては黙っておれませんでした。

もうすぐ2023年1月17日で神戸の震災から28年になります。

の時のざわついた気持ち、不便さ、心許なさを思い出して、この機会にもう一度足下を振り返ってみたいと思います。