鎌倉殿の13人終わって随分たちました。
お話自体にずいぶんハマったのは当然ながら、音楽が良かった。
時にセリフ以上に音楽が場面を語る。
メロディもペンタトニックとか楽器とか民族音楽のプリミティブな感じ+音響処理もスタジオより部屋で自然に流れている感じの響きが物語に生活感というか生身感を与えてる気がする。
で、最近ちょくちょく葬送のフリーレンの話題を見かけ、どうやらエバンコールさんが音楽をやってるというので見てみたらガッチリハマってしまいました。
お話のなかの音楽は洗練されているようで、しかし素朴で自然だ。
主題歌はエバンコールさん編曲のエンディングが良いね。
一番ぐっときたのはハイターが倒れた辺りかな。
勿論1話の50年後の彗星もかなりやられたけれど。
ファンタジーものではあるが、人と人の出会い別れにはリアリティがある。
まあ、盛り上がりとか派手なシーンは少なめだが、私は毎回泣いてしまうのだ。
決して悪い涙ではないなあ。
なんとも言えない不思議な感覚。
的を射てるかはわからないが、東野圭吾さんが推理小説の形態で人そのものを書こうとしている?ように感じるのと近い気がする。
昨晩の15話も悲しい話はないけれど、舞踏会のシーンは何故かグッときた。
(作中のワルツは書き下ろしだったのか、めちゃいい曲だ)
葬送は魔族を葬るという意味だけでなく、かけがえの無い人々を次々と見送らなければならない彼女のさだめを言い表した二つ名でもあるのだろう。
見送った人々との関わりで、やり過ごしてきた気持ちや思いがこじ開けられていく彼女。長い生涯の最後に何を見、何を思うのだろう。辛さだけではないと信じたい。
But I still believe it's worth living
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取りあえず2話ぐらい見てみては如何でしょうか。
マンガも別の味わいがある。