こんばんは。

もともと働きの悪いノーミソのパワーを奪う暑さが去ると、ちょっとは役に立つことを考えればいいのに、余力が出てきたノーはどーでも良いこと考え始めます。

 

これでは年中いつもアホのままなのもムリはない。

で、今日などは秋の夜長に爪を切っている時に、「あー、もう若くない。というか、もうハッキリ老人への道をしっかり歩み始めている。」と感じたのでした。

 

色々と老化を感じることはあるけど、一番はやっぱり爪の弾力性。

爪を切っていても、力を入れ始めて切れるまで弾力のある手応えがあって、そこから更にグッと押し切ると「プチン」と切れていたあの頃。

 

いまは、もう弾力もなく「バチン」とクルミの皮の薄いヤツを割っているような感覚。気をつけて少しづつ切らないと変な割れ方しないか心配になる。

若い頃は刃の形に綺麗につやつやとした断面を見せてくれていたのとは違う。

 

一番しみじみと老化の実感を感じる瞬間だと思います。

というか思っていました。昨日まで。

 

今晩、月を眺めつつ風呂上がりの水割りを舐め、爪を切っていて気づいてしまった。

(BGM:King Harvestをカバーした大橋トリオバージョン)

 

「ああ、前に爪に切ったの随分前だなあ。」

伸びる間隔が遅くなってきたことに気づいてしまった。

寂しいような、でも、まあ、そうだよなあと妙に納得もしている自分がいる。

 

そんなことを考えながらシン・リジーのダッシング・イン・ザ・ムーンライトを聞きながら「同名だけあって雰囲気と似てるよなあ」とかどーでもいいような思いつつをお代わりの水割りを舐めています。

 

これからは、遺憾なく最大限老人力を発揮できるよう、鈍感力、忘却力、遅力を磨き、人に翻弄されず、嫌なことはすぐ忘れ、自分が納得できるまでじっくり取り組める自分を作っていかねば。