2/20(火)に上弦の月チームが、そして昨日21(水)には下弦の月チームが千穐楽を迎え、ついに髑髏城の七人 Season月が閉幕しました。


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昨年の11/23から始まり、上弦・下弦それぞれ64公演ずつ、計128公演という長きに渡る舞台。


最後は見事な輝きを放つ満月が昇りましたよ。

 

出演者の皆様、そしてスタッフの皆様、本当に本当におつかれさまでした!

 

まだまだしばらく月髑髏ロスを引きずりそうです・・・

 

思い起こせば昨年の夏頃、そろそろ舞台のお仕事もあるといいね、月髑髏のキャストに蒼ちゃんの名前があるといいね、なんてみんなで話していたなぁ(*˘︶˘*)。.:*

 

でも、もし蒼ちゃんが演じるならきっと蘭兵衛だろうなって思っていて。

 

キャスト発表で蒼ちゃんが主演、しかも2チーム制のWキャストという新しい試みで捨之介を演じると知った時には本当にびっくりしました。

 

 

稽古期間を経ての初日、初めて観た捨之介は、それはそれはキラキラ輝いていて。

 

水に入るシーンでも着物の裾をキレイに揃えてから座っちゃうような、今思い返すとちょっと品の良い捨之介だったりもしたよね。

 

きっと最初は手探りで悩みながらの役作りだったと思うけれど、あれから3ヶ月、まっすぐでちょっぴりかわいさも残ってる部分はそのままに、大人の男としての深みやアツさが加わって、今の蒼ちゃんだから演じられる自分だけの捨之介に進化していきました。

 

その捨之介と真正面からぶつかる天魔王役の早乙女太一くん。

 

美しいマントさばきと華麗な殺陣、そして細やかな表情のお芝居に魅了されました。

 

初日から完成されていたように思っていたけれど、ぐんぐん成長して変化する捨之介や蘭兵衛に合わせるように、天魔王にも変化がありましたね。

 

始まる前に「赤ちゃん髑髏」だと話していた月髑髏チーム、千穐楽を終えた太一くんの目にはどう映っているかな。

 

月髑髏を通して1番印象が変わったのが太一くんでした。

 

奥様の西山茉希ちゃんのインスタを通して垣間見える、パパとしてのほのぼのした日常とのギャップも素敵!

 

キャスト発表があった時、太一くんはちょっぴり怖そうだな・・・大丈夫かな・・・なんて思っていた自分を太夫と一緒に、てぃーーって吹っ飛ばしたーい(˃̵͈᷄⌓˂̵͈᷅)

 

ワカドクロ、そして鳥ドクロでの2度の蘭兵衛を経て、初めて演じる天魔王というだけでなく、今回は若いメンバーをサポートする立場でもあって。

 

太一くんがいなければ、こんなにも成長した捨之介を見られることはなかったかもしれない。

 

それほど大きな存在でした。

 

あのバッサーーーッッと翻すマントがもう見納めだなんてさみしいよー。

 

千穐楽での最後の捨天対決は、もうこの映像が残らないのが本当にもったいない!と思うほどに感情があふれ出たすばらしいクライマックスだった(;_;)

 

蒼ちゃんの気迫あふれる本気の剣を太一くんも本気で受けていたし、天魔王を救いたくて剣をかざす捨之介は闘いながら泣いていて。天魔王も最後、泣いていたように見えました。

 

あんな鎧と仮面をつけているのに、中の人はとっても人間っぽいのが上弦の月の天魔王の魅力。

 

それを隠すための鎧と仮面だったのかもしれません。

 

 

 

そして、日に日に自由に羽ばたく捨之介に振り回されつつも、アドリブの楽しさを教えてくれた贋鉄斎こと、市川しんぺーさん。

 

千穐楽の贋鉄ルームは今までの倍くらいの尺を取っていたなぁ笑

 

いちばん面白かったのは、蒼捨に振り回され続けた贋鉄斎さんが「じゃあもう俺が帰るっ!」って言って出て行っちゃって、ぽつーーんと1人になった蒼捨が・・・「お、置いとくよ?」って斬鎧剣の紙を置いていこうとするとこ(*´艸`*)

 

「終わりたくないんだっ!」って言う蒼捨、かわいかったなぁ笑

 

「俺はおまえが好きなんだ!」「俺も好きだー!」って言ってハグする2人もこれで見納め。

 

どれも蒼ちゃん自身の心の声がそのまま出ていたアドリブでしたね。

 

1つ1つのシーンでしっかり演出がつくといういのうえさんの舞台で唯一こんなに自由度が高いのが許される贋鉄斎ルーム。

 

毎回何が飛び出すかわからない、びっくり箱のような楽しさがありました。

 

「おまえ、そんな自由にやってるけど、他の現場で通用すると思うなよっ」って言われてたけどw

 

ここでの経験がきっと次の現場でも生きるよ(*´ω`*)

 

いつも大きな心で見守り、LINEも交換してかわいがってくれたしんぺーさん、ありがとう。

 

 

そしてそして、128公演、唯一のシングルキャストで上弦・下弦の両方の舞台に立ち続けた服部半蔵役の安田桃太郎さん。

 

いつも桃さんが俊敏な動きで床にクルクルっとする場面の殺陣を見逃したくなくて、双眼鏡を構えていました。

 

家康役のいっけいさんのお芝居の熱量が上がると、半蔵役の桃さんの熱量もあがるんだよね。

 

そうやって、相手のお芝居に呼応するように変化していくのも舞台のおもしろさだなと今回感じました。

 

カーテンコールでエンドロールに名前が表示されて一礼したあと、ガッツポーズをしていた桃さんがとても印象的だったな。

 

他にも霧丸の話とか兵庫の話とかいろいろ書きたいけれど、長くなりすぎちゃうー!


まだまだロスが深いので、これから何回かに分けて他のメンバーについても少しずつ振り返っていきたいと思います。

 

 

役者さん1人1人の感情が爆発していた千穐楽。

 

自分も髑髏城の8人目になった気持ちで、笑ったり泣いたり、気づけば拳に力が入っていたりしました笑

 

常に一発勝負、撮り直しの効かないからこそおもしろい、生のお芝居。

 

回を重ねるごとに成長していく姿をリアルタイムで観られるって本当に贅沢な時間だったなと思います。

 

入口は蒼ちゃんだったけれど、上弦の月チームのメンバーみんなが大好きになったし、何より舞台というジャンルの奥深さにすっかり魅了されてしまった私です。

 

最年少で、座長として新感線の大きな大きな舞台の真ん中に立つという重圧を背負いながら挑んだこの3ヶ月間。

 

蒼ちゃん自身の努力とたくさんの人のサポートのおかげで、1日も休むことなく演じきれたんだね。

 

最後、スローモーションで霧丸と手を取り合ったところでまたぶわっっと涙込み上げてきたんだけど、そのあとシルエットになるところで、蒼捨がいつも肩に担ぐように持っている剣を天に掲げたんだよ(;_;)

 

思わず鳥肌が立ってぶわわわわっと涙溢れました。

 

 

お芝居ではたくさん涙を見せていた蒼捨、カーテンコールではやりきった充実感でいっぱいの笑顔。

 

カテコの最後に千穐楽恒例の煎餅撒きがあって、私の席のエリアには無界屋ガールズたちがお煎餅を届けにきてくれました。


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一通り配り終えたあと、まだもらえていない方がいるのがわかると、蒼ちゃんがステージを降りて直接届けに行っていたよ。優しい! 

 

「ここまでみんなで支えあってやってきました。観にきてくださった方、ライブビューイングを観てくださった方、本当に感謝しています」「僕たちは月なので、皆さんが照らしてくれないと輝けない。照らしてください!これからも!」と話す蒼ちゃんは笑顔でした。

 

捨之介の「重い荷物を見事に支えやがったなぁ!」っていう言葉と、「ずいぶんと、頑張りなすったねぇ〜」っていうおでんちゃんの言葉を贈りたい(*´ω`*)

 

この3ヶ月、生のお芝居を通してどんどん成長していく蒼ちゃんや上弦チームのみんなの姿を目に焼きつけられたこと、きっと一生忘れないであろう素敵な時間になりました。

 

新しい世界を見せてくれてありがとう。

 

またいつか、舞台で新しい役を生きる蒼ちゃんが見られますように。

 

そして最後に、感動を分かち合ってくれたみんなにもありがとうー!


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帰りに見上げた上弦の三日月。


まっこと美しい♡


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