※ 髑髏城の七人 Season月の舞台の内容に触れています。

  観劇がまだの方は観終わった後に読んでくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私にとって3度目となる月髑髏。

 

12/17(日)のマチネ公演に行ってきました!

 

 

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今回はもともと行ける予定ではなかったので、初めて当日券にチャレンジ。

 

開演1時間前までに当日券の抽選に並んだ人は全員、順番に箱に入った抽選の番号札を引いていく仕組みでした。

 

びっくりするくらいクジ運がない私、どうなることやらとドキドキしつつ札を引くと、12人並んだうちの7番目。

 

び、微妙。゚(つД`)゚。

 

抽選で引いた番号順に再度並び直し、先頭の方から順番に1人ずつチケット窓口へと誘導されます。

 

この時点で先頭から4名までが呼ばれたのですが、いったん販売終了となりました。

 

5番以降の人は番号順のキャンセル待ちの整理券を受け取り、開演10分前に集合するようにとの指示。

 

 

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スタッフさんの話によると、開演10分前に解放される席、さらに開演後に解放される席がある場合もあるそうで。

 

当日券は本当にその日によって大きな変動があり、チケットが何枚用意されるかはその日次第。

 

キャンセル待ちの整理券があってもチケットが買えるとは限らない・・・

 

でも整理券の番号的には3番目だし、ラッキーセブンだし!とプラスに考えまして(*´ω`*)

 

とりあえず待ってみよう・・・と思い、時間まで劇場前のベンチで待機。

 

 

・・・してたのですが・・・

 

さっ・・・さぶーーーーーっっっっっ!!!!

 

 

海辺で寒い豊洲ですが、昨日は特に強風が吹き荒れておりまして、キッチンカーの豚汁ののぼりが風で倒れちゃってたくらい。

 

もう髪ぼっさぼさ( +ω+)笑

 

マフラーぐるぐる巻きにしながら、友達みんなの励ましのLINEで心あたたまった♡

 

予定の集合時間になり、整理券の番号順に並んだら、私の前にお2人いらっしゃるはずが1人の方が現れず。

 

結局当日券に並んだ方の中では6番目に購入できました(;_;)

 

よかった!!!!

 

もう開演10分を切っていたので大急ぎでお手洗い行列に並び、大急ぎで席へ・・・

 

当日券、どんなお席なんだろうとドキドキだったんだけど、窓口で渡されたチケットを見てびっくり。

 

 

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これが本当に見やすくて良いお席でね・・・ちょっと下手、でもセンター寄りの6列目。

 

5列目の席がなく、目の前が大きく空いた通路なので視界も良好で、肉眼で全てがよく見えるお席でした。

 

寒い中を待っていたご褒美をいただけた気分(;_;)

 

おそらく、車椅子の方用に確保されているお席なのだと思います。だからギリギリ10分前までキープされているんだな。

 

・・・というわけで、前置きが長くなりました。

 

座って2分後には幕があがるという慌ただしさでしたが、無事、マチネ観劇できましたー!(涙)

 

 

 

3度目の上弦の月は、まさに「進化」した舞台だった!!!

 

初日、そして12/5と2回観劇しましたが、今回は「短期間でこんなに変わる???」ってくらいの変化があった。

 

おそらく、いのうえさんの演出が変更されたことで、台詞もそれに合わせて変更されている部分もあり。

 

それぞれのキャラクターの心情がより深く描かれ、熱を帯びたアツいお芝居を見ることができました。

 

蒼ちゃんをはじめとする超ワカドクロな若手メンバーはもちろんなのだけど、ベテランのいっけいさんや聖子さんも本当にアツいお芝居で。

 

チームの結束力がグググッっと増しているのを感じました。

 

 

⬛︎ 捨之介

 

1幕からよく声が出ていて、自分がメインの出番ではない場面でも近くにいる霧丸や兵庫とアイコンタクトしながら小芝居してたり、表情をコロコロ変えてたり、余裕をもって舞台を楽しんでたのがとっても印象的。

 

番傘を使った殺陣も自然な流れでしっかりハマっていたし、刀の殺陣もしっかり重さを感じるもので。

 

100人斬りや天魔王との一騎打ちもとても堂々としていて見応えがありました。

 

100人斬りに挑む前、うぉーっ!って気合いを入れて大声で吠えるの。

 

今まで見たことない蒼ちゃんで、とてもよかった。

 

天魔王が自ら堕ちていったのを見て、「おーーい!!」って言いながら近寄っていく場面はおそらく演出が大きく変更になった部分で、こちらも今回初めて目にしたもの。

 

かつて一緒に仕えていた天と蘭が自分自身で選んだ最期があまりに切なく、2人を助けられなかった無念さを滲ませる捨之介。

 

霧丸に腕を引っ張って連れて行かれつつも何度も後ろを振り向くその表情は呆然自失でした。

 

今回、ラストに近いシーンでは川の中に座りながら、かなり息があがってるように見えて・・・

 

「浮世の義理も昔の縁も・・・」って言いながら傘を支えにして立ち上がろうとしたところで少しふらついて、1度肩で大きく息をしてから立ち上がって「三途の川に捨之介!」って言ったの。

 

それがとてもリアルで、胸を打たれた(;_;)

 

最初は霧丸を救おうとしていた捨之介が、最後には命を捨てそうになったところを霧丸や他の仲間たちに救われて。

 

「口で言うほど、捨てるってのは簡単じゃねぇなぁ・・・」って言った捨之介の声は震えていて、霧丸の両肩に手を置きながら涙を流していました(;_;)

 

哀愁と色気もあり、切なさもあり、すごく泣けた。

 

霧丸と捨之介に生まれた絆がはっきりと見えた3回目の観劇でした。すばらしい進化!

 

初日は蒼ちゃん自身の几帳面さが見え隠れしてた着物での所作も、今回はもうすっかり捨之介の豪快さが板についていて。

 

ガバッッッって着物の裾をめくって太ももまで全開になるシーンが何度もあって目のやり場に困るほど笑

 

でも無界屋ガールズたちとのダンスはやっぱり紳士的で、そのギャップがとてもよいです(*´艸`*)

 

川での激しい殺陣の後はもう着物も髪も水に濡れてびっしょりで、これが毎回だと思うとそれだけで体力消耗するだろうなーなんて考えてしまったりするけれど。

 

兵庫と捨之介がアイコンタクトしながら、手をパーにしてお花がパッッッって仕草してるのかわいすぎるよーー(*ノ∀ノ)

 

⬛︎ 天魔王

 

太一くんの殺陣とマントさばきが本当に鮮やかで、毎回目を奪われる!

 

特に三浦翔平くんとの殺陣のシーンがビシビシッッっとメリハリのある殺陣でとても好き。

 

荒武者隊と無界屋ガールズたちを殺めていくシーン、天魔王の刀の使い方がすごくエグい感じに変化していて、刀の柄の部分をガンガン叩いて刀を打ち込むみたいな仕草とか、肉をえぐるみたいな残忍な仕草もあって、ヒィィィーーー。゚(つД`)゚。ってなりながら見てました。

 

初日はオネエ要素も含んだキャラクターだったのが、2回目に見た時はちょっと駄々っ子の子どもみたいな一面もあるキャラクターに変化していた天魔王。

 

3回目の今回はそのどちらの要素も抜け落ちて、誰よりも孤独で哀れな1人の男だった。

 

蘭兵衛が、鉄砲と引き換えに無界屋の男と女の命を守りたいと語ったときは、「つまらん話だなぁ〜・・・」ってローテンションで言いながら、ほんっっとにつまらなそうに手の甲で拍手していて。

 

天魔王が生駒を楯にするシーンは、生駒に刀をむけつつも視線は蘭兵衛の方へ向いていて・・・生駒の胸元にすり寄って一瞬生駒に目線を送り、生駒が全てを悟って自害したのを受け止めるその流れが鮮やかすぎた!

 

「いいことを教えてやろう・・・殿は亡くなる直前までお前のことを気にかけていた」って蘭兵衛に淡々と語りかける場面の声のトーンが、普段会話するような、妙に冷静な声のトーンになっていて・・・

 

それが逆にふつふつと心に秘めてきた怒りを表してるようでとても不気味で怖かった。

 

ただただ信じた人に愛されたかった、本当は心のもろい天魔王。

 

天魔王の孤独をひしひしと感じてしまってすごく泣けました(;_;)

 

 

⬛︎ 蘭兵衛

 

本当に時代劇初めてなの???って思うくらい、相変わらず殺陣がすんばらしいー!

 

きっと今後、時代劇系のオファーが殺到すること間違いなしな翔平くん。

 

声も通るし、華麗でふわっと舞うような動きをするんだけど、決して軽くなくて。

 

やっぱり1幕終わりの黄泉の笛を吹いてからの殺陣がいちばん好きだな。美しい。まっこと美しい。

 

 

⬛︎ 兵庫&荒武者隊

 

元気いっぱい、いつも全力でぴょんぴょん跳ね回る兵庫と荒武者隊。

 

ちょっと下手寄りの席だったので階段のシーンがよく見えたんだけど、おっとぅにおにぎり渡そうとぴょんぴょんみんなで跳ねてるの、微笑ましかったな〜。

 

この日の荒武者隊ソングは小田和正さんの「ラブストーリーは突然に」で、「・・・・・・ままっっ!(ままっ・・・)」ってセルフエコーしながら捌けてくの面白かった(*´艸`*)

 

明るく元気な分、天と蘭に襲撃されてしまうシーンが悲しくて。

 

兵庫とおっとぅと瓜月の鎌と鍬での闘いは毎度爆笑ー!最高ーーー♡

 

 

⬛︎ 極楽太夫

 

太夫の関西弁でドスの効いたテンポのいいお芝居・・・好き(*´艸`*)

 

1幕がとっても楽しそうだから2幕がつらい・・・(;_;)

 

「あんただけは生きなきゃ!」っていう太夫の捨之介への言葉がとても深く刺さる今回の観劇でした。

 

兵庫とのラストシーンは本当に目の前で聖子さんと須賀くんのやり取りを見ることができたんだけど、聖子さんの目にもうっすら涙が浮かんでいて。

 

大切な仲間をたくさん失ってしまった2人が、笑い合い、支え合いながら生きて行く姿が想像できたよ。

 

 

 

カーテンコールでは、太一くんが須賀くんに抱きついて笑顔見せていたり、 捌けるときは須賀くんが止めるより先にサッッといなくなったり笑 

 

太夫さんの衣装の裾を持って帰ろうとしたら追いつけなくてコケる須賀くん。

 

さらにいろんな人にどつかれてコケる須賀くん笑

 

それを見てやれやれって顔で指差して一礼して笑顔の蒼ちゃん。

 

上弦チームの仲良し度も深まっておりました(*´ω`*)

 

回らないカテコの1回目でキャスト全員が振り向いて蒼ちゃんを出迎えるところ、毎回ぶわっっとこみあげるものがあります。

 

日々進化しつつも何が起こるかわからない、それが醍醐味でもある舞台の世界。

 

ソワレでは刀を落とすハプニングもあったようで・・・

 

でも、きっとそういう悔しさを経験した時こそ大きな成長のチャンス!!

 

こんなにもチームとしての成長が著しいのも、チームでカバーしあい、励ましあい、鼓舞して士気をあげてくれる先輩や同世代の仲間の存在があるからなのだろうなと思います。

 

桃太郎さんの「福士蒼汰が漢を魅せた。最高だよあんた!」って激励の言葉、嬉しかったなぁ。

 

1人じゃない、みんながいる。だから大丈夫。

 

今日からまた自分らしく!

 

がんばれ蒼ちゃん╰(*´︶`*)╯

 

がんばれ上弦の月チーム♡