昨日の夕方、「ちょっと今から仕事やめてくる」の公式サイトに新しいコンテンツが追加されました。
特に印象に残ったのがプロダクションノート。
メイキングの映像だけではわからなかった、この作品を成島監督が手掛ける意味。
本来は脚本担当のみで参加予定だったというのは初耳だったので驚きました。
「自分に出来なかったことを、ヤマモトと青山に託して描いてみたいと強く思った」
という監督の思い、きっと蒼ちゃんも工藤くんもしっかり受け止めて、ヤマモトと青山として生きた夏だったんだね。
そして、監督が蒼ちゃんに大阪弁を覚えてもらうために渡したDVDがなぜ、漫才コンビのやすしきよしさんのものだったのか。
「全盛時、関西漫才の頂点にいながら酒とギャンブルに溺れた横山やすし。その笑いを提供しながら哀しみを抱えた人生を、監督は福士に知ってほしかったのだ。ヤマモトが裏に本物の哀しみを持っていないと、彼が青山に見せる笑顔は本物の笑顔にならないと監督は感じたのである。」
この部分を読んで鳥肌が立ちました。
こんな想いが裏にあったなんて(;_;)
衣装さんと色合いを細かく相談しあいながら、ヤマモトのキャラクターに合うようにひとつひとつ手染めで仕上げた1点もののアロハシャツ。
長時間かけてヘアメイクさんと試行錯誤しながら作り上げていったというヤマモトのヘアスタイル。
リハーサルに必ず立会い、それぞれの役者に合うセリフの高さや音を見極め、その場でセリフを修正していく脚本家さん。(音符のようなイメージから生きた言葉に変えていくっていう表現が素敵でした。)
プロダクションノートを読んでいると、「作品が主役です」と成島監督がメイキング映像で最初に話されていた言葉の意味がわかる気がしました。
より良い作品を作るため、キャラクターの外見、内面、どちらに対しても本当に細かい部分にまでリアリティを追求する成島監督。
そんな監督にとっても初めてだったという5ヶ月間に渡る飛び飛びのスケジュールでのリハーサルが、より自然な演技に繋がったんだね。
こんなにも丁寧に時間をかけて勉強させてくれる監督と出会えて本当に本当に良かった。
監督の期待に応えた2人のお芝居が観られるという、屋上でのやり取りのシーン、とても楽しみ!
そしてもう1つ、「無限の住人」のプロダクションノートも今日公開となりました。
成島監督とはまた全然違ったアプローチの三池崇史監督。
雑誌のインタビューでは、蒼ちゃんが演技に迷っている時にいいタイミングで天の声をくれて、それをきっかけに気づくことがある、という話もしていましたね。
新しく公開された写真は美しさの中に暴力的な部分も感じるドキッとするような写真でした。
天津とヤマモト、同じ人とは思えないくらいの振り幅!
いろんな顔が見られて嬉しいな(*´ω`*)
4/19には無限の住人のジャパンプレミアが開催されます。
実はおととい、帰宅したらポストにジャパンプレミアの招待状が届いていたのでした。
封筒を持つ手が震えました。ただただ、感謝です(˃̵͈᷄⌓˂̵͈᷅)
しっかり見届けてきます!